人間工学に基づき、徹底した履き心地の追求を目指すシューズブランド "トリッペン(trippen)"
1992年、靴職人のマイスター(特別技術資格者)で、医療用矯正靴などの製作にも携わっていたミヒャエル・エーラーと、それまでも靴や服のデザイナーとして活躍していたアンジェラ・シュピーツの2人によって、ベルリンの小さなギャラリーで誕生したシューズブランド "トリッペン(trippen)"。「よちよち歩き」という意味の、このブランド名の由来は、昔の貴婦人が履く、雨の日に靴が汚れないよう、靴を履いたうえからサボのような木靴を履き、“よちよち”と歩いていたことから来ている。"トリッペン"が最初に発表した「履けない木のサンダル」のコレクションが、この木靴をイメージしているという。人間工学に基づき、徹底した履き心地の追求を目指す"トリッペン"の名前は、この“よちよち”としか歩けない姿をアイロニカルに形容している。今回は、そんな同ブランドが2018年3月にオープンした「トリッペン熊本」をご紹介する。
独自の別注モデルも展開する「トリッペン熊本(trippen KUMAMOTO)」
2018年3月、熊本城下、おしゃれなショップが集まる熊本市上乃裏通りにオープンした、九州エリア唯一の専門店「トリッペン熊本(trippen KUMAMOTO)」。コンクリートの壁に囲まれたガラス越しに、ディスプレイが見えるようになっている。
こちらのショップは、もともと「PEOPLE」と「Re;li」というセレクトショップを運営していたが、人間工学に基づく履き心地の良さと、デザイン性を兼ね備えた"トリッペン"に魅せられ、ショップをオープンすることとなった。そんな経緯から、これまでのセレクトショップでの知見を活かして「trippen KUMAMOTO」独自の別注モデルも展開しており、"トリッペン"が日常にもたらす可能性を更に広げていきたいとしている。
そんなショップの中は、名古屋店と同じ白を基調とした、黒いブリックのディスプレイ。ブランドの世界観を引き立たせる、抜群のショップコーディネートが光る。
店内には趣向を凝らしたインテリアに、色とりどりのサンダルが。デザイン性の高さはもちろん、素足で履いた時の履き心地の良さにも定評があり、実際に試着をしてみると、人間工学的に作られた"トリッペン"ならではの拘りを、細部にまで感じ取ることができる。
そんな1足は、一度その履き心地の虜になると長く履かずにはいられない。そして履きつぶしても修理が自在で、長い年月愛用することができる。履いていくうちに増していく「味」も魅力の一つである。
こちらの「Orinoco」は安定感のあるアンクルストラップで、サイドが覆われているオープントゥサンダル。サンダルとして素足で履くもよし、ソックスを合わせたり、夏には浴衣に合わせるのもおススメだそうだ。ヒール高は約6cmで、つま先部分に約4cmの厚みを設けることで、傾斜も緩やかになっているので、安定感を感じて歩くことができる。カラーは全6色展開で、全体的にスモーキーなカラーが揃っており、どんな洋服にも合わせやすい。白木のさらさらとした履き心地とスカートや、パンツ、どんなボトムスとも相性が良いデザインで、幅広いコーディネートが期待できる。
この他、オープン1周年を記念して作られた「マームとジプシ※ー×trippen KUMAMOTO」コラボモデルなど、このショップでしかお目にかかることができないモデルも!(※2007年に設立された演劇団体)
足に履きよい、いわゆる「コンフォートシューズ」は、デザインを犠牲にしていることも多く、なんとなく敬遠しがちな方も多いと思うのだが、"トリッペン"の靴は、そんな考えを覆してくれるシューズブランドだ。
熊本へ行ったら、ぜひ立ち寄りたいお店、「トリッペン熊本(trippen KUMAMOTO)」。
初夏の陽気も徐々に増えてきた今日この頃、外出規制が解除された暁には、思い切り旅行やショッピングを楽しみたい!
ショップ情報
住所:〒860-0845 熊本県熊本市上通町9-14 田上ビル1F
電話:096-228-8399
営業時間:12:00 〜 19:00(定休日:毎週木曜日)
トリッペン熊本公式ホームページ
trippen(トリッペン)KUMAMOTO 公式ブログサイト。熊本市中央区上通町 上乃裏通りにて、靴職人マイスターのミヒャエル・エーラーとシューズデザイナーのアンジェラ・シュピーツによって1992年ドイツで誕生したシューズブランドtrippenを扱う専門店。
出典:https://trippen-kumamoto.com/※一部取り扱い商品が異なります。