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#スキマ合羽橋 ショップ紹介ー#139

人気スニーカーをオマージュしたヌメ革製のシューズ「オマージュライン」が有名な日本のシューズブランド "エンダースキーマ(Hender Scheme)"。今回は、2018年6月に、国内2店舗目の直営店としてオープンした「スキマ合羽橋」をご紹介する。

人気スニーカーをオマージュしたヌメ革製のシューズ「オマージュライン」が有名な日本のシューズブランド "エンダースキーマ(Hender Scheme)"。今回は、2018年6月に、国内2店舗目の直営店としてオープンした「スキマ合羽橋」をご紹介する。

目次

モノが作られる過程や考え方をデザインするブランド "エンダースキーマ(Hender Scheme)"

プレミアムなレザーを使ったシューズなどを展開している日本のシューズブランド "エンダースキーマ(Hender Scheme)"。“頭の中にある既存のイメージをつかって遊ぶ”という実験的な試みからスタートした、人気スニーカーをオマージュしたヌメ革製のシューズ「オマージュライン」が人気のブランドで、2017年に発表した、"アディダス"とのコラボレーション「adidas Originals by Hender Scheme」が有名である。工業製品として製造されてきたスニーカーを、あえて、浅草の「家内制手工業」と呼ばれるような、町の工場の人達が作っているため、全く同じデザインでも1つ1つの表情が異なるのものが生まれる。さらにヌメ革を用いていることから経年変化を楽しめるようになっており、徐々に形や色が変化し、ユニークなものに仕上がっていくのも人気の理由の1つ。"エンダースキーマ"のシューズの特徴は、モノが作られる背景や工程にあり、表層的なデザインではなく、過程や考え方をデザインしていると言うことができる。今回は、そんな同ブランドが2018年6月にオープンした「スキマ合羽橋」をご紹介する。

「スキマ合羽橋」photo by an_nin__

出典:https//www.instagram.com

"エンダースキーマ(Hender Scheme)" の2号店「スキマ 合羽橋」

2018年6月、2店舗目の直営店として東京・田原町にオープンした「スキマ 合羽橋」。都営銀座線 田原町駅からほど近い、昭和を感じさせる古き良き街並みと、中小企業の事務所などの多いこの下町・浅草エリア。本当にこの街にファッションショップが存在するのか?と思うような場所に、「スキマ 合羽橋」は存在する。恵比寿にある「スキマ 恵比寿」同様、倉庫の跡地に作った同店は、インダストリアルな佇まいを残しつつ、そこに根付く生活の中になじませるように、ぽっと温かみを宿した空間である。入り口にかかる、工場などで使うような黄色いビニールのエントランスが目印だ。

「スキマ合羽橋」photo by ssshun_1020

出典:https//www.instagram.com

エンダースキーマのものづくりの拠点である、台東区・田原町。同ブランドの職人さんとのリレーションから選ばれたこの地への出店だ。ショップ最大の特徴は、初の試みとなるプロダクトへの刻印オプション。浅草の職人から譲り受けた刻印機を使い、文字を刻印するパーソナライズオプション「effect_lab」のスペースを常設していること。この刻印機は、ショップを作る上で象徴的な存在で、この機械になじむようショップが構成されている。購入したアイテムに、2,000円(税抜)で15文字までの英数字、記号を刻印することが可能だ。

「effect_lab」photo by shin_yoshiwara_yayoi

出典:https//www.instagram.com

ショップの約半分ほどの大きなスペースを囲ったカウンターには、バッグから、カードケースなどの革小物、アクセサリー類やステーショナリーまでがずらりと並び、それらすべてが刻印できるアイテムとなっている。特に人気なのは、幼児用のヌメ革シューズで、着用後にも成長を見守りながら経年変化を楽しむことができる。

「First shoes」photo by sukima_shop

出典:https//www.instagram.com

刻印したいアイテムを選んだら、タブレットからオーダーを進めていく。刻印方法は、素押し・金箔・銀箔の3種類から自由に選択することができる。刻印の時間は比較的早めであれば、その場で受け取ることができるし、郵送でも対応可能だ。

ラインナップもシーズンアイテムを中心にフルラインナップが揃う「スキマ 恵比寿」とは異なり、ヌメ革のプロダクトをメインに、シーズンやコレクションに捉われることなくセレクトしたアイテムが並んでいる。特にそれを象徴するのが、"エンダースキーマ"が毎シーズン1足ずつ新たなモデルを展開している「オマージュライン」。これまでのモデルが一堂に会している。

「スキマ合羽橋」photo by igtm_cruise5311

出典:https//www.instagram.com

誰もが見覚えのある定番スニーカーやサンダルが、無垢のレザーで、なおかつ誰が見てもハイレベルな製靴技術によって“二次創作”されていることは、ファッション界と靴業界を驚かせ、大きな話題を呼んだ。インダストリアルな製品を、血の通った職人の手仕事でぬくもりを宿した商品に生まれ変わらせたその商品は、オリジナルの商品と全く違った魅力を宿している。

「manual industrial products 18」photo by sukima_shop

出典:https//www.instagram.com

流行モデルをプチプラで手に入れることができるファストファッション、流行色の強いラグジュアリーファッションとも一線を画する、経年変化を楽しみながら一生お付き合いすることが可能な、ナーチャリング(育成)系ブランドとも言える"エンダースキーマ"。価格帯は5万円前後と少々お高いものの、プライスレスな魅力を持つ商品ゆえに、妥当な価格と言えるだろう。

刻印サービスも楽しむことができる唯一のショップ「スキマ 合羽橋」は、大切な方へのギフトにおすすめだ。いわゆる「デスティネーションストア」として存在する同店だからこそ、そこへ行くことに、そこで買うことに、さらなる価値を付加することができる。魅力を感じた方は、ぜひ行ってみていただきたい!

「スキマ合羽橋」photo by tomzworks

出典:https//www.instagram.com

ショップ情報

住所:東京都台東区元浅草4-2-10 高橋ビル1F
電話:03-6231-7579
営業時間:12:00~19:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)

公式ホームページ

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