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#ダナー(Danner)ーブランド図鑑 vol.144

80年以上もの歴史を持つ、アメリカの老舗ブーツブランド"ダナー(Danner)"。今回は、「軽量」で「快適」、1足、1足を厳選された素材で、時間をかけて丹念に手作業でシューズを作り上げることでその実用性の高さを誇る、同ブランドをご紹介する。

80年以上もの歴史を持つ、アメリカの老舗ブーツブランド"ダナー(Danner)"。今回は、「軽量」で「快適」、1足、1足を厳選された素材で、時間をかけて丹念に手作業でシューズを作り上げることでその実用性の高さを誇る、同ブランドをご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

80年以上もの歴史を持つ、アメリカの老舗ブーツブランド"ダナー(Danner)"は、1932年に“可能な範囲の中で最も優れた靴を作る”というポリシーを掲げ、5人の職人と共にウィリアム・ウィエンハーグと彼の甥、そしてチャールズ・ダナーによって、ウィスコンシン州・チペワフォールズで、ワークシューズメーカーとしてスタートした。当時は1足4ドルの安いワークブーツを販売していたが、1936年にオレゴン州・ポートランドに拠点を移し、チャールズと2人の息子と共に北西部の太平洋岸で働く人々(木こり)に向けて靴底に鋲の付いた高品質なチョークロガーを1足20ドルで販売し始める。創業当初からのポリシーを一貫して貫くことにより、第2次世界大戦中と大戦後には、“造船所の靴”と呼ばれる木こりの作業靴メーカーとして有名となった。1952年にはビブラムソールのパフォーマンス性を早くから認め、アメリカ国内において初めてイタリアからソールを輸入し採用。1961年には、健康に対しての意識の高まりを背景としたハイキング・バックパッキング・登山ブームに伴ない、ワークブーツだけでなくハイキングブーツも扱えるよう生産ラインを変更。ワークブーツ以外の靴として最初に作られた靴は、山歩き用の靴で「エルクハンター」と名付けられ、そのすぐ後に「マウンテントレイル」が誕生。マウンテントレイルは、当時のバックパッカーマガジンによって、12社を越えるハイキングブーツの中から最も優れた靴として認定された。マウンテントレイルは後に仕様変更され、現在のマウンテンライトの原型となった名品である。1979年には世界初のゴアテックス採用ブーツゴアテックス社との共同開発により、靴に採用する事が難しいと言われていた防水透湿素材のゴアテックスを世界で初めて採用する事に成功。その靴は「ダナーライト」と名付けられ、その翌年から販売を開始。現在でも完全防水ブーツの代名詞となる。軽やかな履き心地を誇るダナーのブーツは、現在も1足1足が丹念な手作業によって仕上げられている。

"ダナー(Danner)"について

何と言ってもその実用性の高さが魅力の"ダナー(Danner)"のブーツ。イタリアのソール専門会社「ビブラム」が展開する、グリップ力と耐久性を併せ持ったビブラムソールを搭載しており、悪路に強い作りが特徴だ。また、ファブリックには防水性、透湿性に優れた高機能素材・ゴアテックスを採用しており、外からの泥や水の侵入を防ぎ、靴内部の湿気を逃がすことで、快適な履き心地を実現している。

ダナーならではの足馴染みの良さは、アッパーの端を表底に縫い付けるステッジダウン製法により、253もの工程に及ぶ手作業で組み立てられている。さらに4種類の品質チェックをクリアした後に出荷され、その品質には信頼を置くことができる。「軽量」で「快適」、1足、1足を厳選された素材で、時間をかけて丹念に手作業でシューズを作り上げる、というスタンスは今でも変わらない。

「FREDDO MIDDLE B200 PF」photo by danner_jp

出典:https//www.instagram.com

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