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#ハッシュパピー (Hush Puppies)ーブランド図鑑 vol.142

1958年にアメリカ・ミシガン州で誕生し、アメリカンカジュアルの代名詞になっているシューズブランド"ハッシュパピー(Hush Puppies)"。今回は、世界で初めて、履き心地のよいレザー・カジュアルシューズを生み出し同ブランドをご紹介する。

1958年にアメリカ・ミシガン州で誕生し、アメリカンカジュアルの代名詞になっているシューズブランド"ハッシュパピー(Hush Puppies)"。今回は、世界で初めて、履き心地のよいレザー・カジュアルシューズを生み出し同ブランドをご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

1958年にアメリカ合衆国ミシガン州ロックフォードのウルバリン・ワールド・ワイド社で誕生したシューズブランド"ハッシュパピー(Hush Puppies)"。今やアメリカンカジュアルの代名詞にまでなっているブランドで、世界で初めてスニーカーのように履き心地のよいレザー・カジュアルシューズを生み出し、当時主流だった、黒くて厳ついビジネスシューズやワークブーツの概念を打ち破ったブランドとしても知られている。履き心地は柔らかく通気性に富み、わくわくと心躍るような軽やかなデザインのシューズは瞬く間に各国で大流行、現在では世界160以上の国と地域で販売されている。日本へは1965年に上陸し、その後のアイビーブームとともに、瞬く間に人気ブランドとして定着した。その後も最新の機能を取り入れながら、常にハッシュパピーのDNAでもある「快適さ」を追求した商品を開発。2007年には足にも地球にも優しい「エコシューズ」を発表し、2011年には画期的な機能が備わった「トーニングシューズ」を発表するなど、常に新たな試みにチャレンジし続けている。本格的な「カジュアルシューズの歴史」を開き、その快適な履き心地とカジュアルテイストを備えた同ブランドは、世代を越え、時代を越え、現在も世界各国で愛され続けている。

"ハッシュパピー(Hush Puppies)"について

快適な"ハッシュパピー"のシューズの秘密は、ウルバリン社オリジナルの特殊なレザーにある。一見スエードのように見えるハッシュパピーレザーは、水や泥をはじく特殊樹脂加工を施した天然皮革(ピッグスキン)。雨の日でも気兼ねなく履くことができる。3cm四方に183個もの毛穴が貫通しているため、通気性も抜群。お手入れも簡単で、ハッシュパピーレザー専用ブラシでブラッシングするだけ。また発色の良さも特長で、ハッシュパピーのカラーバリエーションに富んだデザインはこのハッシュパピーレザーがあるからこそ実現している。

"ハッシュパピー"というブランドネームの由来は、アメリカ南部の揚げパンの料理「Hush Puppies」から来ている。ある時、新製品の開発を担当していたハッシュパピー初代セールス・マネージャーのジム・ミュア氏が、友人宅で揚げナマズとトウモロコシ粉の生地を小さく丸めて揚げたアメリカ南部の揚げパンの料理「Hush Puppies」の夕食を振舞われた。この料理の名前は、食事中に期待して吠える犬たち(バーキング・ドッグス)を黙らせるために、農民たちが「Hush Puppies!(しっ!子犬(パピー)たち、静かに)」と言いながら、与えたところからきたという。'50年代アメリカでは、ヒリヒリ痛くなった足を俗語で「バーキング・ドッグス」と呼んでいたことから、これがきっかけとなり、いくら履いても決して疲れない履き心地のいい靴を「ハッシュパピー」として売り出すことになったそうだ。

ユニークなネーミングのエピソードを持つ"ハッシュパピー"。
可愛い子犬のロゴと共に、これからも世界中で愛されるブランドとして活躍しそうだ。

「ハッシュパピー(Hush Puppies)」photo by hushpuppiesid

出典:https//www.instagram.com

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