「10年履ける靴作り」が信条、フレンチトラッドの代表格 "ジェイエムウエストン(JM WESTON)"
1891年にフランス・リモージュ地方で創業された "ジェイエムウエストン(JM WESTON)"は、創業者のエドワール・ブランシャールが、この地に男性・女性用靴の工場を設立したことに始まる。その後、アメリカで用いられていた近代的な靴の製法に注目していた息子のユージェーヌが加わり、グッドイヤーウェルト製法を採用。「10年履ける靴作り」が信条を信条とする、機能性が高く、長時間履くことができる品質の高い靴を作り始めた。また機能性だけでなく、フレンチ・エレガンスを体現するべく、パリジャンのスタイルである対照的な要素から生まれる絶妙なバランスを生み出している。例えば偉大なクラシックには貴族のでたらめなロックを、上品な素材には野性的な素材を、スエードにはボックスカーフ、カシミアにはデニム、パーフォレーションで飾り立てたウイングチップにはローファー・・。このように、相対するものを斬新に組み合わせ、見事なハーモニーを奏でることを得意としている粋なブランドである。今回は、そんな同ブランドの国内2店目の路面店となる「ジェイエムウエストン 丸の内」をご紹介する。
アジア初のコンセプトストア「ジェイエムウエストン 丸の内」
青山店に続く都内2店舗目の路面店としてオープンした「ジェイエムウエストン 丸の内店」は、皇居外苑にほど近い二重橋スクエア1階に位置している。2018年7月にオープンした世界最大規模を誇るパリの「ジェイエムウエストン シャンゼリゼ店」に次ぐ、アジアでは初となるコンセプトストアだ。フランス人建築家ジョセフ・ディラン氏が店舗デザインを担当し、レザーや木、大理石などを用い、細部にまで拘りを感じる店内となっている。1930年代のアール・デコにインスピレーションを受けた空間に代表的なシューズとレザーコレクションが並ぶことで、1891年の創業以来フランス・リモージュで靴を作り続けてきた老舗ブランドが持つ歴史と魅力が凝縮されている。
ゆったりとした品格を漂わせる店内は、ブランドを代表するシューズとレザーグッズのコレクションがずらり。簡単なリペアやポリッシングが常時受けられる設備を整え、150種類のレザーから組合せやステッチ、ラインニングカラーなどが選べるスペシャルオーダーも受け付けている。本国・フランスのリモージュにある工場で職人により仕上げられるスペシャルオーダーは、伝統あるシューメーカーだからこそ実現できるサービスだ。
「STRAP MONK DERBY ブラックボックスカーフ RUBBER SOLE MODELS」photo by jmwestonofficial
出典:https//www.instagram.com店のショーウィンドウには、同ブランドを代表するモデル「180 シグニチャーローファー(180 SIGNATURE LOAFER)」が並んでいた。これは1946年の誕生以来、フレンチトラッドのアイコンとして、世界中の人々から愛されているモデルだ。どことなく、コロンと可愛らしいフォルムにフランスらしい色使い、素材使いが他と違った魅力を感じさせ、見る人の心を捉えてしまう。
また、再度に継ぎ目のない、一枚革を使用した贅沢なサイドゴアブーツもおすすめだ。何回かに分けてクセ付したセンターに入った鼻筋が特徴で、フォルム、ディテール、堅牢性において最高の品質を誇る美しいブーツだ。活用シーンもややカジュアルな素材のスーツやジャケット、ジーンズなどのカジュアルなスタイルに完璧にマッチする、汎用性の高いモデルだ。
メンズシューズの価格帯は8万~と、やはりそれなりに決断が必要な価格。ブリティッシュにはない「パリの粋」を感じさせる1足ながら、"ジェイエムウエストン"らしい、思い切った素材使いを楽しみたいなら、自分への「ご褒美」として購入してみたい。
パリジャンらしい、粋な魅力を誇るブランド、"ジェイエムウエストン(JM WESTON)"。
ただの正統派では満足できない方にはおすすめのブランド。
丸の内を訪れたら、「ジェイエムウエストン 丸の内」をぜひ訪れてみて欲しい!
ショップ情報
ジェイエムウエストン 丸の内
住所 東京都千代田区丸の内3-2-3 二重橋スクエア 1F
電話 03-6551-2037
営業時間 11:00~20:00
無休(但し、1/1及び法定点検日は除く)
公式サイト
Manufacture de chaussures depuis 1891. French Master Shoemaker since 1891. J.M. WESTON. Français · English · 日本語 · Sitemap.
出典:http://jmweston.com