ブランドのなりたち
1758年に靴作りを開始したキース社が、1899年にスタートしたシューズブランド"ウォークオーバー(Walk-Over)"。アメリカンカジュアルの象徴的シューズブランドとして、確固たる地位を得ていた。
日本では70年代後半に初めて輸入され、当時はアメリカンシューズとして"レッドウィング"や
"トップサイダー"などとともにシンボル的なブランドとして確立したが、1990年代半ばには、アメリカンスタイルの衰退により、"ウォークオーバー"ブランドを閉鎖。一旦その歴史に幕を閉じたが、2010年に伊ASAP社が商標権を取得することで復活劇を果たすこととなる。デザイナーにはアメリカのマーク・マックネイリーが迎えられ、往年のブリックソールで伝説的なアメリカントラディショナルシューズ「ウォークオーバー」がMade in USAで蘇った。
"ウォークオーバー(Walk-Over)"について
アメリカントラッドシューズの象徴とも言われる"ウォークオーバー"。同ブランドの特徴の1つにレンガ色のソールがある。当時のテニスコートの多くはレンガ色の赤土コート(アンツーカーコート)であったことから、赤土の汚れが目立たないレンガ色のソールのテニスシューズが広まり、"ウォークオーバー"はこれをヒントにレンガ色のソールを開発。そのため"ウォークオーバー"のソールは、アンツーカーソールとも呼ばれていた。1970年代後半からは日本にも輸入され、"コールハーン(Cole Haan)"とのコラボレーションで大きな話題を呼んだ。1980年代には春夏の定番シューズにまでなった"ウォークオーバー"であったが、1990年代の半ばになると、流行の変化とアメリカンスタイルの衰退により、ブランド・工場ともに閉鎖に追い込まれることとなる。
その後2010年、イタリアのASAP社がWALK-OVERの商標権を取得し、デザイナーには伝統的なアイビー・スタイルのブランド"J.プレス(J.Press)"も手掛けるマーク・マックネイリーが迎えられた。往年のブリックソールで伝説的なアメリカントラディショナルシューズ"ウォークオーバー"が以前と同じMade in USAで蘇り、現代のファッションにも合うようモダナイズされたスタイルに、今あらためて注目が集まっている。
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