1886年に創業された、イタリアのシューズブランド"パントフォラ・ドーロ (Pantofola d’Oro)"。創始者エミディオ・ラザリーニは祖父と父から受け継いだ靴職人として働く一方で、趣味であったレスリング用のシューズを開発したが、そのシューズが瞬く間に町中の評判となる。その後イタリア中部アスコリという街の地元サッカーチームにスパイクを供給し、選手たちの足元を支えたことから、133年という長いパントフォラ・ドーロの歴史はスタートすることとなる。1959年、イタリアの名門サッカーチーム"ユベントス"の伝説的プレーヤーであるジョン・チャールズが同ブランドのスパイクを履き「これはシューズではない。スリッパだ！ 金のスリッパだ ！」と称賛したことにより、現在のブランド名"パントフォラ・ドーロ (Pantofola d’Oro、金のスリッパの意)"の由来となった。現在は本格的なスパイクを製造するかたわら、そのノウハウを活かし、古き良き時代のサッカーシューズを彷彿させる、知的でノスタルジックな雰囲気を漂わせた大人のためのラグジュアリーシューズブランドとしても名を広めている。

イタリアの老舗シューズブランド"パントフォラ・ドーロ (Pantofola d’Oro)"。当初はサッカースパイクが注目されるブランドであったが、今では大人のためのラグジュアリーシューズブランドとして世界中から再注目されている。今までにありそうでなかった独特なアイデンティティーに、熟練された職人によるハンドメイドシューズが話題を呼び、ブランドロゴを踵とソール外側に品良く配したスニーカーが人気である。古き良き時代のサッカーシューズを彷彿とさせる、知的でノスタルジックな雰囲気を漂わせたタウンシューズ。そして、履き口に足を踏み入れた瞬間心地良いフィット感を生みだしてくれるクッション性が快適な履き心地を提供してくれる。足全体を包み込むレザーは履きこむ程に馴染んでいき、自分の足型に形成されていく楽しみを教えてくれるブランドだ。