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#ブルーオーバー (blueover)ーブランド図鑑vol.99

"1つ1つに愛着を持ち、長く使える「道具」"としての靴を制作する日本のシューズブランド"ブルーオーバー(blueover)"。今回は、過去からの引用だけではない視点を加えながら「あたらしくも、かわらない」普遍的なプロダクトを作りあげる、同ブランドをご紹介する。

"1つ1つに愛着を持ち、長く使える「道具」"としての靴を制作する日本のシューズブランド"ブルーオーバー(blueover)"。今回は、過去からの引用だけではない視点を加えながら「あたらしくも、かわらない」普遍的なプロダクトを作りあげる、同ブランドをご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

東京・大阪で2011年よりスタートした日本発のブランド"ブルーオーバー(blueover)"。商品開発や運営を担当するのは、20代後半~30代前半のデザイナーや靴のサンプル職人ら。学生のころから慣れ親しんだスニーカーを「年をとっても格好良く履きたい」との思いを込め、衰退しつつある国内製造業に少しでも貢献できればと、大阪市福島区に事務所兼店舗をオープンした。靴の素材は牛革にこだわり、皮のつなぎ目がほとんどないデザインが特徴で、「幅広、甲高」とされる日本人の足に合う木型を独自で作製し、奈良や神戸の靴工場と提携して生産システムを築きあげた。効率化によるノックダウン方式をとらず、一足一足を昔から続けられる工程をたどりながら、すべて日本国内で生産。日本人の持つ価値観を具体化した「てらいのない姿」をスニーカーに落としこみ、いつまでも履き続けられるようなスニーカーを作り続けている。

"ブルーオーバー(blueover)"について

国産レザースニーカーブランド"ブルーオーバー(blueover)"は、「あたらしくも、かわらない。」がコンセプト。その文言通り新しいモデルを発表しないことが最大の特徴で、既存のものをアップデートし続けるストイックなスタイルを貫いている。さらにモデルだけでなく木型も数多く用意されており、履き心地にもはっきりした個性がある点も魅力の1つ。ミニマルな魅力を放つ定番モデル「mikey」や、ネーミングがユニークな「おかっぱ」、90年代のアウトドアスニーカーを現代的にアップデートした「Rick」など、全8型のモデルをラインナップ。他にはグッドイヤーウェルト製法の革靴として、設計や素材選びにもこだわりぬいた受注生産アイテムの「カイロン」なども展開。地面と接触する「ソール」に軽くてクッション性の高い素材を使用するのもこだわりのひとつ。熟練工による手作りの工程も多く、その確かな技術は、フィット感や履き心地の良さを提供してくれる。また、ブランドを立ち上げた根底には、地元に密着した少量生産の物づくりを続けていきながら、大量生産が生んだ行き過ぎた消費という感覚からすこし距離を置くことで、人間らしい暮らしを生み出していきたいと考えている。確かな「メイド・イン・ジャパン」の技の魅力を発信していく"ブルーオーバー(blueover)"の今後の展開にも大いに期待したい。

blueover Mikey lo nubuck 2018春夏

出典:https//www.instagram.com

公式サイト

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