#ケースイス (K・SWISS)ーブランド図鑑 vol.60

1966年に2人のスイス人兄弟によって誕生した "ケースイス (K・SWISS)"。今回は、レトロクラシックなデザインに機能性が高い、稀有なシューズブランドとして名高い同ブランドをご紹介する。

出典元:Instagram post by @kswiss K・SWISS

1966年に2人のスイス人兄弟によって誕生した "ケースイス (K・SWISS)"。今回は、レトロクラシックなデザインに機能性が高い、稀有なシューズブランドとして名高い同ブランドをご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

アメリカ・カリフォルニア州で誕生したシューズブランド"ケースイス (K・SWISS)"は、1966年に「シューズカンパニーを立ち上げる」という夢を持ってカリフォルニアへ移住した、2人のスイス人兄弟 アート・ブルナーとアーネスト・ブルナーによって設立された。テニスプレイヤーであり、スキーヤーでもあった彼らは、満足できるクオリティのテニスシューズがなかったことから、望むような機能を備えたテニスシューズを作りたいという思いがきっかけとなり、ブランドを設立することとなった。2人はスキーブーツの機能性にヒントを得て、オールレザーの高品質なテニスシューズ“K・SWISS”を作り出した。それは当時キャンバス地が当たり前だったテニスシューズ市場において、革新的とも言えるシューズであった。さらに、アッパー部分にフルグレインレザーを使用することで耐久性となじみの良さを、サイド部分の5本線によって、激しい動きを要求されるテニスにおけるサポート機能を搭載したテニスシューズは、世界中のテニスプレイヤーから高い評価を得ることに成功し、瞬く間にトップアスリートからの支持を集めた。また、流行を先取りするトレンドセッターからも注目されたことで、世界中に知名度が広がり愛用されるように。その後80年代には日本のファッションスニーカーブームで爆発的な人気となり、90年年代にはNASDAQ市場への上場を果たす。2000年代にはランニング部門を強化し、アイアンマンレースやマラソンのオフィシャルスポンサーなどを経て、現在ではアパレルなども扱う総合スポーツアパレルブランドへと進化を遂げようとしている。

"ケースイス (K-SWISS)"について

クラシカルなデザインなのに機能性が高い、稀有なスニーカーブランドとして知られる"ケースイス (K・SWISS)"。同ブランドの代表的なスニーカーである「Classic」は、激しいプレーでのレザーの伸びを抑えホールドする「5本のストライプ」、磨耗の激しいつま先の強度を高めた「スリー・ピース・トウ」、スキーブーツからヒントを得た、靴紐を確実に締められる「Dリング」、クッション性に優れたインソールの「ブルーポロン」、優れたグリップ力を発揮する「ブリックアウトソールパターン」といった、実用的な機能が備えられている。ブランド名の由来は、ドイツ語でカリフォルニアを表す「Kalifornien」の「K」に、スイス人の兄弟が立ち上げたブランドということで「SWISS」、で「K・SWISS」としている。

Classic88

出典:https//www.instagram.com

公式サイト

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