仏発スニーカー"スプリングコート(spring court)"とは
1936年にフランスでスタートしたスニーカーブランド "スプリングコート(spring court)"。もともとクレイコート用のテニスシューズとして開発され、特にフレンチオープンテニスに出場するプロテニスプレーヤー達に愛用されていたが、テニスシューズだけに留まらない機能性やデザインにより、その後に発売される多くのスニーカーの原型モデルとなった。ブランド名「spring court」の由来は、はじめてこの靴を履いた人びとが、「まるでスプリング(ばね)のきいた靴でテニスコートをぴょんぴょんと飛ぶようだ」と賛美して言った言葉に由来している。現在においても1952年に開発されたヴァルカナイズ製法を採用しており、丈夫でしなやかな靴底を実現。またその靴底は二重構造で側面に左右4個ずつ計8個の空気穴が施されているため通気性も良く、素足で履いてもムレにくい。さらに中敷きには清涼感のミントの香りが付いており、爽やかな履き心地を実現。60年代以降はそのクラシカルでミニマルなデザインとクッション性に優れた履き心地からファッションシーンにも受け入れられるようになり、"agnes b.(アニエスベー)"ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)"など人気ブランドとのコラボレーションモデルも実現している。そんな同ブランドが、日本初となる限定ショップを原宿にオープンした。
初の限定ショップでは、アーカイブ展示や新作販売を行う
原宿にオープンする限定ショップは、原宿の竹下通りを抜け、ニューバランスやムラサキスポーツが並ぶ通りを千駄ヶ谷方面に向かって少し進んだ通りにある。こぢんまりしたギャラリー風の建物には「spring court」の文字が踊り、白を基調とした明るい店内が見渡せるようになっている。
ラインナップは多岐にわたり、ブランド創立からのロングセラー「G2」を中心に、1960年代の貴重なアーカイブや、プランタン(PRINTEMPS)といったフランスの著名ショップ、ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)など日本のブランドとのコラボレーションアイテムが並ぶ。今回は商品展開のみならず、時代を超えて愛されるスプリングコートの魅力と歴史も展示されている。
意外なことに"スプリングコート(spring court)"は日本では直営店は設けておらず、ネットショップやセレクトショップでは人気モデルのみの取り扱いが多いため、なかなかフルラインナップを見ることは叶わない。現地フランスでも直営店は2店舗ほどというから、ファンには貴重な機会。今回こちらのショップでは、新作春夏コレクションもメンズ・レディース・キッズとフルラインナップが用意されている。ご自身でも5~6足を保持し、さらに2種類の買い足しを狙っているという筋金入りの「スプリングコート」愛用者であるショップの店員さんに伺うと、おすすめを2足教えてくれた。
【1】G2 CLASSIQUE CUIR NOIR(G2-5003)
まずは定番。「スプリングコート」初めの1足として人気のアイテムだ。その履き心地とミニマルなデザインで服にも合わせやすく、お手入れも簡単で長持ちすることから、不動の人気を誇っている。ハイカットとローカットの2つのタイプがあるが、その脱ぎ履きのしやすさから、ローカットが人気とのこと。ホワイトとブラックの2色展開で、値段は18,000円(税別)。
【2】G2 HEAVY TWILL BLEU DELAVE(G2-2034)
もう1つのお薦めは、新作春夏コレクションの中から、ヘビーツイルのブルーカラーだ。春夏らしい爽やかなカラー展開で、ホワイト、グレー、ブルー、ローズの全4色。中でもローズは女性に人気で、サイズによっては完売しているという。履いた時のやわらかさが魅力で通気性も良く、もちろんクッション性も抜群。取り入れやすいポイントカラーとして足元をさりげなくセンスアップしてくれる。
普段見かけることのないモデルを手に取り、履き心地を試す絶好の機会だ。
期間は2019年4月4日(木)から4月16日(火)まで。気になる方はお早めに!
店舗情報
「スプリングコート」期間限定ショップ
期間:2019年4月4日(木)~4月16日(火)
時間:11:00~20:00
住所:東京都渋谷区神宮前3-22-11 オリックス神宮前ビルA棟
公式サイト
Chaussure de tennis depuis 1936
出典:https://www.springcourt.com/fr/スプリングコートのスニーカーは、シンプルで使いやすい!海外の有名人の間でも大人気な訳をご紹介します。
出典:https://shoes-box.net/AI0000800