モカシンシューズで知られる"ミネトンカ（MINNETONKA）"は、1964年にアメリカでギフトショップとして創業。より良い生活を送るために多くのアメリカ人が車で西を目指したこの時代、旅の途中で立ち寄るギフトショップのメインアイテムとして販売されていた、3ドル80セント（当時）のモカシンが人気を集めたことがきっかけとなり、モカシン販売に注力するように。1955年、力強さを備えた神秘的な鳥をモチーフとした伝説の生き物が描かれた「サンダーバードモカシン」が発売され、1980年代の映画『アーバン・カウボーイ』の流行と共に世界中で愛用されるように。このモデルは、今日でもミネトンカを象徴するモデルの1つとなっている。さらに1960年、ヒッピー文化の広がりの中で、フリンジとモカシンが彼らの精神を主張する一つの手段となり、その頃に発売された「クラシックフリンジブーツ」が多くの人に履かれるように。その後1986年には「ドライビングモカシン」を発売、若者の間で運転時だけではなく、流行のデニムなどのラフな着こなしに合わせるのにピッタリのアイテムとして人気となった。そして2018年に50周年を迎えたころ、世界中の音楽フェスでハリウッド女優やトップモデルの足元がミネトンカに染まり、国際的なブランドへと飛躍。1968年に発売された「フロントレースニーハイブーツ」は2000年代半ばに人気が再燃するなど、4世代にわたり守り続けている手作りのクラフトマンシップで今なお世界中で人気を集めている。ブランド名の「MINNETONKA」はアメリカ・ミネソタ州の小さな地名に由来している。

創業当時と変わらず、今もハンドメイドで作られているミネトンカのシューズは、そのデザインもさることながら、履き心地が良く、価格もリーズナブルなのが人気の理由だ。高級感のある、見た目と感触の良い質の高い素材を使用しており、柔らかく足になじみ、快適な履き心地を提供する。ケイト・モスなどのセレブリティが履いたことでその人気が世界中に広まった。