“ワシントン靴店”のなりたち
ワシントン靴店は、1933年(昭和8年)、銀座5丁目に開店した、間口2間半(約25坪)の小さな靴店から始まった。創業者の東條 舟壽(タカシ)氏は1906年(明治39年)に単身渡米し、"ワシントングロセリー" という小さな食料品店を営んでいた。帰国後、東京でもまだ下駄で歩く人が多かった時代に、日本もこれからは洋風化がすすむと考え、靴業を開始する。ちなみに店名を“ワシントン”と名付けた由来は、食料品店時代の店名(食料品店を開業していた街区の名WASHINGTONにちなんで)による。
公式サイト
開店当初、婦人靴はまだ昔からの手縫いの時代が続いていたが、昭和15年、自社で婦人靴の機械生産をしようと直営工場を建設。物資が乏しい時代であったために、材料の牛革が入手しづらい時にはサメの皮など魚皮を代用品として靴を製造していたこともあった。そんな中でも「東京に立派な靴店を築こう」、「日本人に履きやすい靴を提供しよう」という思いで、良い木型を作り出し、改良を重ね、より良い製品を作る研究を続け、創業から3年後には、店舗の増設にまで至った。現在では26店舗を構え、美しい靴、そして履き心地の良い靴を提供することを使命とし、靴を通して文化の発展に貢献し続けている。
GINZA WASHINGTON 銀座本店
今回ご紹介する銀座本店は、1964年(昭和39年)10月に完成したもの。B1FとB2Fからなる珍しいつくりで、レディース、メンズに加えてシューリペアも行っている。
B1Fのレディースフロアでは、オリジナルブランドをはじめ、国内外ブランドのエレガンスやカジュアル、スタイリッシュコンフォートなど、バリエーション豊富なラインナップを取り揃えている。その他レインシューズ、スニーカー、バッグも充実している。
B2Fのメンズフロアでは、オリジナルブランドをはじめ、国内外ブランドのビジネス、ドレス、スニーカー、カジュアルシューズを豊富に取り揃えている。また、メンズオンリーで「自分だけの1足を作りたい」という要望に応えるオーダーショップも。
同じくB2Fには、物作りにこだわりを持つ同社の技術スタッフが靴のメンテナンスを行うシューリペアショップ(靴修理)も併設。靴クリームなどのお手入れ用品や、足や靴を健康で快適に保つためのグッズも取り揃えている。
いかがだっただろうか。
靴を通して文化の発展に貢献してきた日本の老舗、ワシントン靴店。
銀座を訪れた際には、ぜひ訪れてみたい。
ワシントン靴店の公式サイト。オリジナル商品をはじめ、国内外からセレクトしたブランドシューズ、ブランドスニーカーが勢ぞろい。レディース、メンズともに幅広いニーズにお応えする豊富な商品をご提供致します。Amazon決済対応。
出典:https://www.washington-shoe.co.jp/ショップ情報
店舗情報
住 所: 東京都中央区銀座5-7-7 B1F B2F
電話番号:03-3572-5911(代表)
営業時間: 11:00 ~ 20:30
アクセス: 銀座駅A2出口より 徒歩1分