#ニューバランス(NEW BALANCE)ーブランド図鑑 vol.23

1906年に米マサチューセッツ州のボストンで誕生した"ニューバランス(NEW BALANCE)"。当初は矯正靴やアーチサポートを製造するメーカーであったが、徐々にスポーツスニーカーの製造を開始し、日本でもスニーカーブームの火付け役となった。現在ではスポーツシーンだけではなく、ファッションシーンにおいても世界中に多くのファンを持つスニーカーブランド、"ニューバランス(NEW BALANCE)"をご紹介する。

1906年に米マサチューセッツ州のボストンで誕生した"ニューバランス(NEW BALANCE)"。当初は矯正靴やアーチサポートを製造するメーカーであったが、徐々にスポーツスニーカーの製造を開始し、日本でもスニーカーブームの火付け役となった。現在ではスポーツシーンだけではなく、ファッションシーンにおいても世界中に多くのファンを持つスニーカーブランド、"ニューバランス(NEW BALANCE)"をご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

"ニューバランス(NEW BALANCE)"は、1906年にボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを治す矯正靴の製造メーカーとして誕生した。社名の由来は、履いた人に“新しい(new)、バランス(balance)”感覚をもたらすことによる。足の解剖学的な知識、整形外科や運動生理学への深い理解があってこそ可能となる「矯正靴の製造」というノウハウをもとに、60年代にはカスタムメイドのランニングシューズの製造を開始する。そして1972年、6名の従業員と1日36足という生産規模であったニューバランス社を、現在のNew Balance Athletics Inc.取締役会長であるジェームス・S・デービスが買い取る。彼は理想のランニングシューズを実現するために、自ら走ることで開発に従事し、独創的なシューズコンセプト「インステップレーシング」を確立。70年代の後半に、それを具現化したシューズを発表するや、ランナーから絶大な支持を獲得する。以降、伝統を継承しながらも、最新のテクノロジーを集結し、よりよいフィット性を追求するシューズづくりを行っている。

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出典:https//www.instagram.com

ニューバランス(NEW BALANCE)について

ニューバランスの靴の特徴は、種類がとても多いことだ。他社メーカーと異なるのは、ペットネームが付けられていない点だ。アルファベットと番号の組み合わせで型番が表示される。靴のコンセプトだけでも軽量、クッション性、安定性、グリップ力、耐久性、保護性などに分かれており、その中でさらに細かく分類がなされている。2015年に伝説のモデルM1300の30周年記念と復刻版リリースが行われ、1400の復刻と990の復刻も行われた。流行の後押しをしたのは、iphoneのリリースの発表会に登場したスティーブ・ジョブスのラフでありながらも上品さを持ち合わせたスタイルで、M990を履きこなしていたのがブームの火付け役となり、アメリカ西海岸の多くのセレブに愛用され、後に日本でも大流行をもたらした。以降、伝統を継承しながらも、最新のテクノロジーを集結し、よりよいフィット性を追求するシューズ開発を行っている。また、現在はアパレルや時計、自転車等幅広い種類の製品をプロデュースしている。

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