「品質本位」を掲げる日本発の高級紳士靴ブランド”三陽山長(さんようやまちょう)”。
2001年秋、日本発の高級紳士靴ブランドとしてスタートした”三陽山長(さんようやまちょう)”。「品質本位」を信条とし、「技・粋・匠」の3つの理念を掲げ、世界最良の素材を駆使し、日本の熟練職人による質の高い製品を提供している。日本ブランドらしく”日本人の足に合う靴づくり”を行っており、ブランド独自のラストを年々進化させている。今回は、そんな同ブランドが2023年3月、東京ミッドタウン八重洲にオープンした「三陽山長 粋(さんようやまちょう すい)」についてご紹介する。
パーソナルオーダーを通年展開する「三陽山長 粋」 東京ミッドタウン八重洲
ショップは、東京駅・八重洲口の向かいにある東京ミッドタウン八重洲の1階に位置している。こちらは「ジャパン・ラグジュアリー」をテーマに、これまで日本・東京・八重洲を支えてきたクラフトマンシップを現代に体現するジャパンブランドを集積し、こだわりの逸品や空間を求める来街者に「現代の日本発ラグジュアリー」を提案する、という位置づけのフロアである。
そんな同フロアにあるショップは和を基調としたデザインの重厚感ある店構えで、お向かいには「オニツカタイガー」のニッポンメイド専門店がある。
ショップデザインのテーマも "日本の美" 。日本のものづくりの精神を、現代的な素材やディテールで表現している。鉄が錆びたときの"侘び・寂び"の質感をだした外壁、タイル張りの土間床、日本古来の漆喰を用いた壁、金の茶室をイメージしたフィッティングスペース等、日本ならではのおもてなし空間でリラックスして商品選びができるよう構成されている。ゆったりと座って靴を眺め、試着することができる、革張りのチェアも。
こちらのショップで特筆すべきは、定番品に加え、サイズが合いにくい方にもジャストフィットするパーソナルオーダー(パターンメイド)の商品を通年で展開していることだ。パーソナルオーダーでは、サイズやウィズ(足囲)・アッパーの素材・ソールの素材・仕様などを既製品では取扱いのない複数の中から選び、フィッティングを調整することで、約50あるモデルから足に合ったお好みの一足をつくることができる。
実はこのオーダーサービス、一般的なパターンオーダーに比べて、かなり自由度の高いカスタマイズが可能だそう。木型に補正を加えてフィッティングを細かく調整したり、ビスポーク的なこだわりのディテールを盛り込んだりと、通も思わず唸るほどの充実したメニューが用意されている。価格は約10万円〜と海外ブランドと比べるとかなり充足感の高い設定。気になる方は、ぜひ伺ってみて頂きたい。
店頭には、同ブランドイチ押しのストレートチップが並ぶ。同じストレートチップでもこの3足は実は異なるモデルで、写真手前から「友也」「友二郎」「友之介」と名付けられている。モデル名に「友」の字が名付けられていることからも分かるように、こちらは全てベストセラーの「友二郎」をベースとしている。
これら3足には見た目には大差はないものの、木型(ラスト)に違いがあり、「友二郎」をスタンダードとし、シャープな履き姿の「友之介」に、やや丸みの帯びたシルエットとスクエアトゥを持つ「友也」と、個人差のある足形に合わせた豊富なラインナップが揃うのも同ブランドの特徴だ。また、多湿で雨の多い日本ならではの「防水 友二郎」というモデルも。突然の雨でも慌てない、昨今の温暖化の影響にも配慮された一足だ。豊富なモデルを取り揃えているので、ライフスタイルやシーンに合わせて相談できるのも嬉しい。
ゆっくりと寛ぎながら、お気に入りの1足を選ぶ至福のとき。
東京駅にありながら、喧騒とは無縁の高級感漂う同ショップ。
人生の区切りなどで特別な気持ちでショッピングしたい時にぴったりのお店である。
ショップ情報
三陽山長 粋 東京ミッドタウン八重洲店
住所:東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 1階
電話:03-6271-8950
営業時間:11:00~21:00
公式サイト
総合ファッションアパレル企業「三陽商会」の公式サイトです。EPOCA、TO BE CHIC、MACKINTOSH PHILOSOPHYをはじめとした三陽商会のブランドの最新情報、ショップ・ファッション情報、会社概要、採用情報等をお届けしています。
出典:https://www.sanyo-shokai.co.jp/