オーダーメイドのリメイクスニーカーショップ「ライプリーズシュガー(Ripery's Sugar)」
2012年の9月に東京・下北沢でオープンした、オーダーメイドのリメイクスニーカーショップ「ライプリーズシュガー(Ripery's Sugar)」。アトリエ兼ギャラリー店舗で、職人さんが一つ一つ丁寧に手作業で製作する独創的なスニーカーは、一度見たら忘れられないほどの異彩を放つ。今回は、TV番組でもたびたび紹介され、海外にもファンを持つ同ショップについてご紹介する。
すべてがオンリーワン、ストーリー性のあるデザインを大切に。
2022年9月3日に10周年を迎えたばかりの「ライプリーズシュガー」は、下北沢駅の東口から徒歩5分のところにある。現在東口は工事中で、少し入り組んでいるのだが、東口を出て線路沿いにまっすぐ進み、小田急線の地下化で誕生した、青空の下でコーヒーやお酒を飲むことができる「下北線路街 空き地」のある角を左折し、1本目の細い通りを右折したところにある。
特徴的な流木で入口をディスプレイした工房兼ショップ。店頭には、作品がずらりと並んでおり、小さな扉からは店内がチラリ。「ここはお店?」「工房じゃない?」と言いながら前を通り過ぎるカップル。「入っていいのかしら?」という雰囲気が漂うが、小さなドアを押して「こんにちは、」と入ってみる。
小ぢんまりとした店内には、ブランドの世界観漂う作品がディスプレイされ、そのどれもが、2つと同じものがないアートピースのようなのだ。奥では、ミシンの前で作業する、可愛らしい女性が。1つ1つ手に取って歓声を上げていると、その1足がどのように製作されているのかなど、色々とフレンドリーに説明してくださった。
実に4000足以上を製作されたという、職人さんによる手作りのリメイクスニーカーショップ。
まさに、自分だけの「イッテンモノ」を見つけることができる。店内のものは購入可能だが、サイズ展開をしていないため、気に入ったデザインで自分の足にぴったりのものが見つかれば、それはまさに運命の1足と言えるだろう。全ての作業をmanamyさんとAkiさんのご夫婦2人で行っておられるため、量産はできないが、サイズとテイストを伝えると、オーダーメイドで制作をしてくださるそう。
作品の全てには名前がつけられている。例えば、お笑いコンビ”さまぁ~ず”さんの番組『モヤモヤさまぁ〜ず2』で、大竹さんが命名したという「カリフォルニアのビーチで拾いまして」。3種類のジーンズの生地をパッチワークし、可愛らしい刺繍が施され、片方のかかと部分に海辺で拾ったような巻貝がついているこの1足は、その名の通り、とても”それっぽい”。こんな1足見たことない、というようなものだ。
テイストは、ロック調のレザーパッチワークや、ジーンズ生地のもの、着物の帯などをリメイクしたものなど、いくつかの種類に分けることができる。どのシューズも、加工に耐えうる丈夫なアッパー生地を持つメーカーさんから仕入れており、専用のミシンで生地を縫い付けた上から刺繍などの加工が施されている、とても手の込んだスニーカーだ。ストーリー性のあるデザインを大切に日々製作されているというお話にも納得の、デザインの数々。
こちらは、ソファーを解体してスニーカーに加工されたもの。名前は「Relax」。お客様の生地持ち込みオーダーで、解体済みのソファー生地をお持ちいただいたそう。もう使わなくなってしまったレザーソファーが、スニーカーという新しい形になって生き続ける。新しいエコサイクルの形である。
新作は随時ホームページで紹介されるほか、代々木上原など、いくつかのセレクトショップでも展開されているそうだ。価格帯は2万~5万円台まで様々。お気に入りの1足を見つけるもよし、思い出の生地をスニーカーという形でリメイクするもよし。
心がわくわくするお店である。ぜひ、こちらのお店を訪れに、下北沢へ!
ショップ情報
Ripery's Sugar(ライプリーズシュガー)
住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢3-21-1 コーポサンライズ101
電話: 03-6407-8436
営業時間:12:00〜19:00(火曜定休)
※小田急線下北沢駅東口から徒歩5分
公式ホームページ
Ripery’s Sugarは東京の下北沢一番街にある工房/一点物オーダーメイドのスニーカーショップです。
出典:http://riperys-sugar.com/