2022年3月、東京・有楽町の阪急メンズ東京にオープンした中古スニーカー専門店「ギンザスニーカーヒルズ（GINZA SNEAKER HILLS）」。こちらのショップは大手リユースデパートを展開する株式会社コメ兵が手掛ける初のスニーカー専門店で、全国から買取された入手困難なレアスニーカーやトレンドスニーカー、過去の名作スニーカーなど、500足以上のスニーカーを取り揃え、展示販売している。また環境保護の観点から、ショップでは販売だけでなく、修理にも力を入れている。今回は、中古スニーカーの販売・買取・修理・スニーカーペイントなどを施せるイベントスクール開催も手掛ける、同ショップについてご紹介する。

「世の中の“良質”をつなげていくことで、”リレーユース”という新しい価値観を提供する」のミッションを掲げる株式会社コメ兵。デザインや素材といった物質的なものだけでなく、職人の技や歴史など、モノ作りを行う職人に敬意を示し、次につなげていく役割を担っている。

今回、そんなコメ兵が手掛ける中古スニーカー専門店「ギンザスニーカーヒルズ（GINZA SNEAKER HILLS）」が、2022年3月、有楽町駅からほど近い阪急メンズ東京にオープン。ファッションアイテムの定番となったスニーカー市場で、ますます盛んになる中古スニーカーの取引にさらなる弾みをつけている。また、近年ファッション業界が力を入れている環境保護についても取り組んでおり、1足のスニーカーを長く履くことが、ごみとして捨てられる数を減らすと考え、修理にも力を入れているという。

ショップはJR有楽町駅、東京メトロ銀座駅、都営三田線日比谷駅からすぐの、阪急メンズ東京8階にある。直通で8階まで行くことはできないので、エレベーターかエスカレーターで7階まで上がり、道なりに進むと 8Fのサインが見える。そのサインに沿って進むと、右手にGINZA SNEAKER HILLSの入口がある。

仮にも”ジョン・ロブ”などを取り扱う東京・銀座の百貨店に、中古スニーカー専門店。高級感を売りにする百貨店のブランディング的に、大丈夫なのだろうか。しかし、そんな懸念は見事に裏切られるのである。7階から8階へ進むエスカレーターからも、その世界観が感じられる。

8階フロアは中古スニーカーショップのイメージとは違い、煌びやかな雰囲気。高い天井には大きなシャンデリアが出迎えてくれる。入店してすぐ左手が「SNEAKER MARKET」となっている。

ショップは4つのエリアに分かれており、新古品・中古品の販売、買い取りを行う「MARKET」、レアスニーカーの展示などを行うイベントスペース「MUSEUM」、ペイントやカスタムなどのワークショップを開催する「SCHOOL」、修理やクリーニングができる「HOSPITAL」のエリアが合わさるようにして構成されている。

販売して完結するのではなく、長く履くためのお手入れワークショップの開催や、履かなくなった靴を捨てずに済むよう、カスタムや修理を施したり、売却したり、二次流通の環境を整えることで、循環型社会の実現にも貢献しているのである。

こちらは、中古スニーカー売買を行う「スニーカーマーケット（SNEAKER MARKET ）」。入手困難なレアスニーカー、トレンドスニーカーなど500足以上のスニーカーを取り揃え、展示販売を行っている。やはり一番人気は”ナイキ”の「エア ジョーダン1」。シンプルで合わせやすい「エアフォース1」や、様々なカラーリングの「ダンク」も根強い人気を誇っているそう。レジの横には買取カウンターがあり、査定と買取作業を行っている。

日本におけるスニーカーブームの中心ともなった「エアマックス95」も、イエローグラデを始め、様々なカラーが並んでいる。

こちらは、歴史的な背景のあるモノの価値やモノの裏に存在するストーリーや背景を感じられる展示やイベント等を開催するイベントスペース。今年50周年を迎える”ナイキ”の「コルテッツ」や人気のAJ10Gモデルを始め、スニーカーの歴史50年を駆け抜ける博物館企画を展開している。（展示内容は随時変更となるため、詳細はHPをご確認のこと）

スペース内にはその他、「エア マックス（AIR MAX）」をデザインする投票型イベント「ナイキ オン エア（Nike: ON AIR）」で東京の1位を勝ち取った宅万勇太氏が手がけるブランド"FOREFOOT"の直営自販機や、展示を見ながらくつろげるよう、AIカフェロボット「root C」が常設サービスとして用意されている。

こちらはスニーカーのカスタムやスニーカーペイントなどのイベントに参加することができるエリア。カスタムでは、持ち寄ったスニーカーにスワロフスキーやレザーマテリアルを使ったカスタムデザインの提案やペイント・ソールの変更などの、靴作り、靴修理、ペイントの3方向からカスタムを行うことができる。

”School&Experience”では、カスタムスニーカー歴20年のforce_naokiの原田尚輝氏を講師に迎え、カスタムスニーカーペイント塗料の選び方や調合の仕方、筆遣いなどを学ぶことができる。

初級コースは約3時間で基本料金は8,800円〜、毎週金、土、日の12時スタート16時スタートの2部制となっている。上級コースは持ち寄ったスニーカーに、ペイントの他、スワロフスキーやレザーパーツなどの素材を使い、より高度なカスタムスキルを学ぶことができる。こちらの所要時間は約3時間×2日間(計6時間)で、基本料金は17,600円〜。毎週金、土、日の12時スタート16時スタートの2部制となっている。

こちらは、大切なスニーカーを修理し、⻑く使い続けていけるメンテナンスリペア及びクリーニングを施してくれるエリア。大切なスニーカーを修理し、⻑く使い続けていけるメンテナンスリペア及びクリーニングを、リペア歴14年、ジョンロブやオールデン、ベルルッティ等、数々のハイブランドの紳士靴をリペアしてきた経験と、リペア業界に先駆けて、スニーカーリペアのノウハウを蓄積してきた経験を融合させ、その修理技術、完成度に国内外のスニーカーヘッズから高い評価を受けるアトリエカトーの加藤氏による80年代製のビンテージスニーカーや加水分解が起こったソールの修理やライニングの修理を行う。クリーニングや補色、染色技術も扱いの難しい革靴を扱ってきたからこそできる繊細な作業もこなしてくれる。

クリーニングや補色、染色技術も扱いの難しい革靴を扱ってきたからこそできる繊細な作業もこなしてくれる。ちなみにクリーニングは3,300円〜（〜1week）、 ⻩ばみ取り・カビ取りは、3,300円〜（2weeeks）、ヒール片減り部分修理(ヒールチップ)は3,300円〜など。

新しいスニーカーとの付き合い方を提案してくれる「銀座スニーカーヒルズ」。
どのエリアも充実しており、見ごたえ満載なので、スニーカー好きの方には、ぜひ立ち寄ってみていただきたい。
なお、買取を依頼する際には、HPより来店予約をするとスムーズだ！

GINZA SNEAKER HILLS SNEAKER MARKET BY KOMEHYO
住所：〒100-8488 東京都千代田区有楽町2丁目5番1号　阪急メンズ東京 8階 GINZA SNEAKER HILLS内
電話：03-6252-5457
営業時間：11:00～20:00（休業日は施設準拠）
※都合により変更する場合がございます。
※ブランドやアイテムにより、買取除外品がございます。ご来店前にお問合せください。
※HPより来店予約が可能です。