1999年、製靴産業の中心地として世界的に有名なイタリア北東部・マルケ州でスタートしたシューズブランド”フェスーラー(FESSURA)”。デザイナーで設立者のアンドレア(Andrea)氏は、産業機器を使わずに靴を作る方法を考え、若い頃から靴への情熱を示してきた。従来の製造方法とはまったく異なるゴムバンドと穴を使用するという考えを思いつき、今ではブランドのアイコンシリーズとなる。2007年にはミラノ・コレクションで最も革新的な靴のコレクションに与えられる「Inside White Award」を受賞。ブランド名となる”フェスーラー(FESSURA)”とはイタリア語で”細長い穴(HOLES)”を意味している。

“美と機能を組み合わせた、スポーツ・ファッションを提供するインテリジェンス”をコンセプトとするスニーカーブランド”フェスーラー(FESSURA)”。ブランドを象徴するデザインは「MUMMYシリーズ」のシューズで、アウトソールに4つの穴があり、そこに交換可能なアッパーを”ミイラ”の包帯のように巻きつけるテクノロジーとデザインがユニークなのが特徴である。ゴムバンドの伸縮性と圧倒的な軽さで、今までにない快適な履き心地を実現し、多様性を最大限表現するために、1つの形態ではなく完全な合成体とした製品を作ることを1番に考え、デザインされている。日本では、現在直営店や公式通販は展開されておらず、パルコなどのセレクトショップやネット通販などで購入できる。価格は1～3万円代となっている。（FESSURA Venus Fort店は2020年8月16日で閉店）