2010年 アメリカ・ニューヨークで、日本人シューデザイナーのサヤ フクダ氏(Saya Fukuda)が立ち上げたシューズブランド ”サンドバイサヤニューヨーク (Sand by Saya NEW YORK)”。サヤ氏は15歳まで香港で過ごし、日本で働いている時より靴に惹かれ始め、26歳の時にファッションを学ぶために渡米。ニューヨークのパーソンズ美術大学に入学し、その基礎を学んだ。パーソンズ美術大学でファッションデザインを専攻し、卒業後、2010年にブランドを設立、多くの著名雑誌にフューチャーされる。2015年には「Design Entrepreneurs NYC（ニューヨークデザイン起業家）」というコンペティションに出場し、"ニューヨークのローカルファッションブランド" トップ25のうちの1つとして表彰され、その後女性誌『マリ・クレール』やJALとのコラボデザインサンダルが毎年完売するほどの人気を誇るまでとなった。

「ドレスアップしたスタイルにも合うサンダルを」という想いから誕生した”サンドバイサヤニューヨーク (Sand by Saya NEW YORK)”。ブランド設立のきっかけは、シューズデザイナーとしての駆け出しの頃にニューヨークの地下鉄で見かけた女の子の足元からだった。ドレスアップしたかわいい服装に似合わない、地味なサンダル。ドレスアップした足元に相応しいサンダルを作りたい、そんな想いから誕生したシューズブランドである。ファッション性に優れ、痛み知らずの抜群の履き心地を兼ね備え、掃除・ケアがしやすく長く履けるように作られている。1足ずつ丁寧に、ヴィンテージのミシンでしか出すことのできないユニークな縫い目でモチーフをサンダルに縫いつけているのも特徴である。サンダルのアクセントになっているアクセサリーも全てニューヨークの工房で職人の手作業で作られている。

現在、”サンドバイサヤニューヨーク (Sand by Saya NEW YORK)”は、バーニーズ・ニューヨーク(Barneys New York)や、フォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツ(Four Seasons Hotels and Resorts)、ザ・リッツ・カールトン (The Ritz-Carlton)などの大手のデパートやホテル・スパで取り扱われている。