1945年、ドイツ人の医師であるクラウス・マルテンスによる「ドクターマーチンソール」の開発から始まった、イギリスのシューズブランド"ドクターマーチン（Dr.Martens）"。発売当初はワークブーツのイメージが強く、主に郵便局員、警官や工場労働者が使用する労働者階級が着用していたが、その後、反体制的な思想を持ち、意図的に髪を剃り上げるスタイルの「スキンヘッド」に浸透。彼らは労働者階級の象徴であったブーツとジーンズを着用したことから、徐々にファッションアイテムとして広がりを見せていく。特にビートルズ、ローリング・ストーンズ、クイーンなどの大物ミュージシャンが着用したことと、スタンリー・キューブリックの代表的な映画である『時計仕掛けのオレンジ』で使用されるなどを経て、徐々にストリートカルチャーの代表的な存在となっていった。今回は、そんな同ブランドが2010年にオープンした「ドクターマーチン沖縄」をご紹介する。

沖縄県北谷町にある最大のリゾートタウン「アメリカンビレッジ」。米軍の基地跡を利用した東京ドーム約5個分の広大な敷地全体にアメリカンな雰囲気が漂う13の商業施設が建ち並ぶこのシーサイドリゾートは、那覇空港からバスで1時間ほどのところにある。夕日の美しさで有名な「サンセットビーチ」を背景に、絶景を見ながらショッピングや食事、アトラクションを楽しむことができるテーマパークとなっている。広大な敷地は、シンボルの観覧車がある「カーニバルパークミハマ」、輸入雑貨ショップとレストランがリバーサイドに軒を連ねる「アメリカン・デポ」、個性的なデザインの商業ビルが集まる「デポアイランド」の大きく3つのエリアに分かれており、沖縄初の正規店「DR.MARTENS OKINAWA (ドクターマーチン沖縄)」は、「デポアイランド」の中に入っている。

「DR.MARTENS OKINAWA (ドクターマーチン沖縄)」は、2010年7月、マーチンブランド50周年という節目の年に、沖縄初の直営店としてオープンした。店頭には常時150タイプのアイテムが並ぶ。本社直結の流通システムで厳選された商品が次々と入れ替わるスタイルをとっており、何度足を運んでも飽きない、直営店ならではのラインナップが魅力だ。なお県外からの来店には、商品を自宅まで無料配送するというサービスも嬉しい（10,500円以上の商品が対象）。

ショップ内は、レンガ積みの壁にチェリーレッドの革張りソファと、ブランドのイメージそのものの世界観。中央のハンガーラックにかけられたアロハ風のシャツが南国感を演出している。これは英国やポルトガルで製造された高級カジュアル・ウエアだそうだ。左右の白い棚にはアイコンシューズである8ホールブーツ(8EYE BOOTS)はもちろん、ビジネスラインのシューズ、スニーカー、最新モデルまで、バランスよく並んでいる。

定番アイテムから限定商品までが揃う「ドクターマーチン沖縄)」。沖縄・アメリカンビレッジを訪れたらぜひ訪れて、あなたのこだわりの一品をゲットして欲しい！

DR.MARTENS OKINAWA (ドクターマーチン沖縄)
住所：〒904-0115　沖縄県 中頭郡 北谷町 美浜9-1 デポアイランドビルD 1F
電話：098-936-1460
営業時間：11:00-20:00（無休）