「ワールド フットウェア ギャラリー」は、1979年に創業され、アメリカの伝統あるボートシューズ"TOP-SIDER(トップスライダー)"や、マイケル・ジャクソンが愛用していたことで有名なローファーの元祖"G.H.BASS(ジーエイチバス)"、リラックス感の強いローテクスニーカー"スペルガ(SUPERGA)"など、当時市場では無名であった欧米を中心とする世界中の名靴を紹介してきた。その後1987年には大阪・梅田に第1号店を、1991年には東京・神宮前店を、1997年には銀座店をオープンするなど、場所を選んだ積極的な店舗展開を行い、ショップを通じ、顧客のライフスタイルへの提案として、良質な革靴を中心とした皮革製品、および皮革文化を紹介し続けてきた。中でも今回は、2017年4月にオープンした「World Footwear Gallery GINZA SIX」をご紹介する。

国内外からも多くの人が訪れるGINZA SIXは、銀座6丁目の中央通りから1本向こうのあづま通り沿いに存在（松坂屋銀座店の跡地）、241ものブランドが集結し、世界でここにしかない特別な場と仕掛けを創発している、銀座エリア最大の商業施設だ。

「ワールド フットウェア ギャラリー GINZA SIX」は、そんなGINZA SIXの5階にある。ここでは“ラグジュアリー&アルチザン”をテーマに掲げ、世界中の良靴、国産良靴、様々な熟練職人（手作り靴職人・100%手縫鞄・パティーヌ職人など）の手作りによる皮革製品を取り揃え、それらを紹介するだけではなく、国産靴のさらなる認知と、世界中から来る観光客へはその良さを伝えるショップとしての役割も担っていくという。

そんな同ショップを訪れると、白を基調としたモダンな空間にアンティークの灯りや趣のあるショーケースなどが並び、紳士靴を中心として、財布やバッグ、ベルトなどの革小物や、革ジャンなどの洋服などが展開されている。

また、専属のマエストロ（革職人）による革製品の発注や相談も受け付けてくれるのが嬉しいところ。受注可能なのはバッグなどのパターンオーダーが中心とのことだが、家具を完全フルオーダーすることもできるとのこと。マエストロが週に3日ショップを訪れ、相談を受け付けている。受け付けているのは、自身のブランド"TUCCHINO（ツキーノ）"を手掛ける生見 司（いきみつかさ）氏。ヨーロッパ伝統の手縫いやダブルステッチ、完全手縫いで革製品を仕上げる技術を習得した、世界でも稀な革職人の一人である。

世界に1つのフルオーダーもできる、「ワールド フットウェア ギャラリー GINZA SIX」は、店員さんの豊富な知識もショップを訪れる楽しみの1つ。
他人とはかぶらない、自分だけの1足が欲しい時には、ぜひ同ショップに立ち寄っていただきたい！一生もののお付き合いになること、間違いなしだ。

住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 5F
TEL: 03-6263-9991
営業時間:10:30-20:30　無休