革靴を長く使うために!簡単な日常のお手入れ方法~メンズ革靴編~

ビジネスマンの戦闘靴である革靴。他の素材と違いデリケートなので日常的なケアが必要です。今回は簡単に行える革靴のお手入れと雨で濡れた時の対処法をまとめました。

ビジネスマンの戦闘靴である革靴。他の素材と違いデリケートなので日常的なケアが必要です。今回は簡単に行える革靴のお手入れと雨で濡れた時の対処法をまとめました。

目次

革靴は2日休み期間が必要

まず意識を改めて欲しいことがあります。皆さんは同じ革靴を毎日履いていますか?デザインが気に入っているから、履き心地が良いから、壊れるまで、などずっと同じものを履き続けることは革靴の寿命を縮めるとても間違った使い方です。革靴は動物の皮を用いて作られるもので他の素材と違い「生き物」だと考えましょう。

人は活動中でも就寝中でも大量の汗を足にかきます。ですので1日履いた靴にはたくさんの湿気がこもります。本来は休む期間を与えれば靴に吸収された湿気もなくなりますが、毎日履くことでどんどん汗が溜まっていき革靴の寿命が縮まります。汗を吸収しそれが飛散するまで「2日」かかると言われています。ですので1日履いたら2日休みを与えるようなローテーションを組んであげましょう。

履きつぶしてまた購入するよりも、複数を使い分けることで寿命が延び、コストも抑えられて長く愛用することができます。

履き終わったらすぐに汚れを落とす

日常のお手入れ方法としてまず覚えたいことは、履き終わって脱いだらすぐに汚れを落とすことを習慣付けましょう。「仕事終わりでクタクタですぐ休みたいのに・・・」と思われる人もいるかもしれませんが、この一手間を加えることができるかどうかで革靴の寿命は決まります。

革靴は生き物なので少し注意してケアしてあげる必要があるのです。今回は日常的にできる簡単なお手入れ方法をご紹介します。

準備する道具

・綿布(100%綿がベスト)
・靴用ブラシ
・靴用クリーム(乳化性のもの)
・シューキーパー

用意するのはこの4つです。一度購入してしまえばクリーム以外は長く使うことができます。

日常的な革靴のお手入れ方法

乳化性クリームで栄養補給

乳化性クリームで栄養補給

・靴用ブラシでホコリを除去
履き終わった革靴はすぐに靴用ブラシを使って1日のホコリ等を払います。靴底までしっかりと落としましょう。

・シューキーパーを装着
クリームを塗る前にシューキーパーを装着します。そうすることで皺の寄りなどを防ぎながらクリームを塗布できます。

・綿布で乳化性クリームを塗布
綿布にクリームを取り、革靴に満遍なく塗布します。塊が残らないように薄く広げてあげましょう。クリームは少量でも大丈夫なので大量には取らないようにしてください。

・再度靴用ブラシを使う
クリームを塗布した後、もう一度靴用ブラシでブラッシングします。再度行うことでツヤも良く出ます。

日常的な革靴のお手入れは以上になります。毎日行うことなので月に一度行った方が良いスペシャルケアと違いとても簡素化されています。時間もそんなにかからないので頑張りたいですね。

雨に濡れた時は別の対処法を講じる必要がある

上記は日常的なお手入れ方法ですが、革靴の天敵である「雨」に濡れた場合は別の対処法を講じる必要があります。雨に濡れたまま放置すると型崩れやカビの発生、ひび割れなど大きなダメージを受けてしまうのです。

準備する道具

・新聞紙
・靴用ブラシ
・靴用クリーナー
・靴用クリーム(乳化性)

雨に濡れた時のケア方法

・新聞紙で除湿
まず新聞紙を丸めてつま先に詰めます。型崩れを起こさない程度で皺が伸びるくらいに押し込んでください。履き口から新聞紙が見えるくらいにすると乾きやすくなります。新聞紙がシューキーパーの役目を担い、ケア中の型崩れを予防します。

・靴用ブラシで汚れを除去
靴用ブラシで全体的に汚れを取ります。

・風通しの良い日陰に置く
太陽光で熱するとひび割れの原因になるので、風通しが良い場所でさらに日陰になっている部分に革靴を置いて湿気を乾かします。その時つま先を上にして立てかけるようにします。最低4日~1週間を目安に。

・乳化性クリームを使用
靴用ブラシ→靴用クリーナー(汚れ取り用)→乳化性クリーム→油性ワックスの順番で革靴のお手入れをします。日常のお手入れよりも少し時間をかけてあげる月に一度のスペシャルケアと同じ方法です。

日常的に軽くお手入れしてあげる

今回は日常的な革靴のお手入れ方法をまとめてみましたが、いかがでしたか?まず大事なのは3日に1回のペースで履くということです。履き終わったらさっとホコリを取り、乳化性のクリームを塗布してあげるだけで靴の艶めきは保たれ、寿命も延びます。

雨の日は素早く水分を除去してあげましょう。ぜひ日常の参考にしてみてください。

この記事を読んだ人におすすめの記事

    合わせて読みたい