お気に入りの靴を長く履きたい!お手入れ方法をしっかり知っておきましょう

お気に入りの靴を長く大切に履くためには日頃のメンテナンスが必要です。雨に濡れた時やカビが生えるなど非常時のケア方法もご紹介します。

お気に入りの靴を長く大切に履くためには日頃のメンテナンスが必要です。雨に濡れた時やカビが生えるなど非常時のケア方法もご紹介します。

目次

お気に入りの靴はいつまでも大切に履きたいもの。靴を長持ちさせるためには、靴に合わせたお手入れ方法を知っておくことがとても大切です。靴を手にしたその日からしておくべきお手入れ方法から、水で濡れてしまった時など非常事態の時、場面ごとに必要な靴のお手入れ方法をご紹介します。

まずは革靴の基本的なお手入れ方法を知っておきましょう

新しい靴を買った時にしておくべきケア

おろしたての靴の輝きを持続させるためには、最初のお手入れが肝心です。最初にきちんとしたお手入れをしておきましょう。

1、新しい靴にまず靴クリームを塗ります。クリームの塗膜がホコリ、汚れから靴を守ります。一ヶ所に固まらないよう薄く伸ばしましょう。

2、靴クリームを靴全体になじませるためにブラッシングを行います。ポイントは、塗りムラがないように、均一に素早くかけるのことです。

3、ブラッシングだけでもツヤは出ますが、更に布で磨くことでツヤの中に細かいキメが現れます。

4、仕上げに防水スプレーをかけます。スプレーを使用する際は屋外で使用するようにしましょう。

5、最後にレザーソールにミンクオイルを塗って、革に柔軟性を与え痛みにくくします。

新しい靴を履く前にこの一手間をかけることでこれからの靴のお手入れが楽になります。ぜひ靴を下ろす前にこのお手入れを取り入れてみてください。

日常のお手入れ

一日中履いていた靴にはホコリなどの汚れが表面に付着しています。一日の終わりにお手入れを欠かさないようにしましょう。

1、まずブラシで表面の汚れを落とします。指に布を巻いて皮革用クリーナーで靴の汚れを落とします。

2、光沢の落ちなどが気になった場合は靴クリームを塗ります。色は靴と同色か薄い色のクリームを使います。同じ靴を連続して履くのは避け、一日履いたら次の日は休ませてください。
シューキーパーを入れると型崩れを補正し靴のダメージが軽減します。

雨の日のお手入れ

1、雨の日は出かける前に防水スプレーをかけておきましょう。スプレーを使用する際は必ず屋外で使用してください。皮革自体は水に強い素材ですが防水することで内部への浸透を防ぎます。

2、雨で靴が濡れた場合は内部に乾燥剤を入れて水気を取り除きます。乾燥剤がない場合は布、または新聞紙等を詰めておきましょう。詰めた布や新聞紙は定期的に取り替えます。

新聞紙はインクの写りを防ぐために、ティッシュなどの無地の紙で包みます。

3、内部の水気がなくなったら型崩れを防ぐためにシューキーパーを入れ、風通しの良い日陰に干して完全に乾かしてください。

4、乾燥後に靴クリームを塗り、雨で失われた油分を補充してください。

週に一度の本格的なお手入れ

おろしたての靴の輝きを失わないためにも、週に一度は本格的なお手入れを行なうようにしましょう。

1、まず靴全体のホコリや汚れをブラシで落としてください。普段行わないアイレット周りやコバ部分も念入りにブラッシングします。

2、次にクリーナーで表面の汚れや古いクリームを落とします。クリーナーは直接皮革に付けないで布に取ってから使用します。染みや色落ちを予防するためにも見えない部分で試してから行ってください。小さな面積ごとに円を描くようにして、丁寧に落としていきます。汚れを落とす時は指2本をクロスで巻くと力が分散し効果的に拭くことができます。

3、部分的な汚れ落としが終わったら靴全体にクリーナーを伸ばします。クリーナーが一箇所に偏らないように手の動きを速く塗るようにするのがポイントです。

4、その後、靴クリームを塗ります。クリームの使用量は1足に付き約1g、小豆の大きさです。靴全体に塗り伸ばすように塗ってください。指2本をクロスで巻き、指の腹を使って力を入れすぎないように塗ります。

5、靴クリームをなじませるためにブラッシングを行うと効果的です。使用するブラシはクリームの色に良って使い分けるようにしましょう。

6、コバの色が薄くなってきたら専用の補色液を塗って色を補います。

7、最後に防水スプレーをかけます。スプレーを使用する際はかならず屋外で使用してください。20cmほど離し、円を描くようにまんべんなくスプレーします。

カビが生えてしまった時のお手入れ方法

しばらく履いていなかった靴を履いてみようとしたら靴にカビが生えてしまっていたなんていう経験はありませんか?
そんな時のお手入れ方法をご紹介します。

1、はじめに、カビ用ミストを布にスプレーしてよく湿らせます。液が垂れても大丈夫なように、新聞紙などの上で行ないましょう。

2、皮革表面のカビを拭き取ります。カビの面積が広い場合は、布の面を変えながら行なってください。カビを拭き取った布は、ビニール袋に入れて捨ててください。

3、カビを拭きとった後、約10cmほど離してカビが生えていた皮革表面に直接カビ用ミストをスプレーします。その後、液を拭きとらず風通しのよい場所で陰干ししてください。液に付いている香りは干しているうちに消えます。

4、靴を乾かした後、素材に合ったクリームでお手入れを行いましょう。 起毛革の場合は、ブラッシングを行い毛足を整えます。

カビが表面だけならいいのですが、深く入り込んでしまっていいる場合はカビ菌が十分に除去できないことがあります。
皮革表面に残ったシミ等は落ちない場合があります。こまめなお手入れを心がけ、湿気を溜めないためにも除湿や換気に気をつけカビを生やさないようにしましょう。

より個性的に仕上がる!取り入れたい高度な靴磨きテクニック

ハイシャイン仕上げ

つま先にさらなる光沢を与えるハイシャイン仕上げ。クリームで磨いた後に缶入り油性ポリッシュをその部分に塗り、乾燥後柔らかな布で磨き込んでください。

アンチック仕上げ

革靴に上質な個性を与えるアンチック仕上げ。革表面に濃淡のカラーリングをしている仕上げ靴の場合はニュートラルのクリームで磨いてください。

スエード素材のお手入れ

革靴は素材の種類によってお手入れ方法が異なります。スエードを代表とする起毛革は汚れが付きやすく色もくすみやすい素材です。こまめなお手入れを心がけましょう。

1、まずスエードブラシで毛足の中のホコリや土を丁寧に取り除きます。

2、部分的に落ちにくい汚れは固形タイプのクリーナーで丁寧に取り除きます。

3、補色と防水効果を兼ねたスエード用のカラースプレーで毛足を保護します。カラースプレーを使用する際は必ず屋外で使用してください。補色が飛散しますので手や服が汚れないよう注意しましょう。仕上げにブラッシングをし、毛足を整えます。

4、お手入れの仕上げに防水スプレーで毛足を保護します。水分だけだなく油分からも靴を守ります。また、汚れを付きにくくする効果もありますので後のお手入れを楽にすることもできます。

ツヤ革スニーカーのお手入れ

1、まず、ブラシで表面や隙間に入り込んだホコリを落とします。型崩れを防ぐために、シューキーパーなどを入れるとよいでしょう。

2、ここではスニーカーケアスプレーシャンプーを使います。布やキャップについている専用のブラシに泡を付けます。クリーナーを直接靴に塗りますとシミやムラの原因となりますので、必ず布に取ってからご使用ください。クリーナーを使用する前に目立たない部分で試してから使用しましょう。泡を全体に広がるように、軽く擦ってクリーニングします。

3、泡が表面に残っているうちに、やわらかな布でクリーナーを拭き取ります。

4、靴クリームを布に取り、薄く全体に塗り伸ばします。靴クリームを塗る時は布を指2本に巻き付けるのがポイントです。指の腹を使って力を入れすぎないのがポイントです。

5、仕上げに乾いた布やグローブシャインでカラ拭きをし、仕上げ磨きをします。

6、お手入れの仕上げに防水スプレーをかけます。
水分だけだなく油分からも靴を守ります。また、汚れを付きにくくする効果もありますので後のお手入れを楽にすることができます。防水スプレーは靴から20~25cmほど離して表面が軽く濡れる程度に円を描くようにかけます。片足5秒が目安です。またスプレーは必ず屋外で使用してください。

7、消臭スプレー等でニオイ対策やニオイの元となる雑菌繁殖を防ぎましょう。

キャンバス素材スニーカーのお手入れ

1、始めにスニーカーの紐を外し水でよく湿らせます。

2、全面にシャンプーをかけ、ブラシなどで洗います。汚れのひどい部分は、繰り返しシャンプーをかけて洗ってください。洗い終わったら、よくすすぎましょう。

3、風通しの良い日陰で乾かしてください。

4、お手入れの仕上げに防水スプレーをかけます。
水分だけだなく油分からも靴を守ります。お手入れの仕上げに防水スプレーをかけます。また、汚れを付きにくくする効果もありますので、後のお手入れを楽にすることができます。防水スプレーは靴から20~25cmほど離して表面が軽く濡れる程度に円を描くようにかけます。片足5秒が目安です。またスプレーは必ず屋外で使用してください。消臭スプレー等でニオイ対策やニオイの元となる雑菌繁殖を防ぎましょう。

ツヤ革ブーツのお手入れ方法

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