アンドレ・ペルージャ(Andre Perugia)は世界三大フットウェアデザイナーのひとりで、個性派靴デザイナーです。
現在でもアンドレ・ペルージャに大きな影響を受けた作品が、数多く存在します。
今回はアンドレ・ペルージャの靴をご紹介します。
16才でニースに店を持ったアンドレ・ペルージャ(Andre Perugia)
アンドレ・ペルージャ(Andre Perugia)は、イタリア人の靴職人の子として生まれました。
幼い頃から靴づくりをし、16才でニースに店を持ちました。
1920年、ポール・ポワレ(Paul Poiret)、スキャバレ(Schiaparelli)のコレクション用に靴を手掛けたのをきっかけに、第一次大戦後の1921年、パリにオーダーの専用のシューブテイックをオープンしたのです。
グレ、ディオール、シャネル、バルマンなどの、名だたる有名メゾンの靴をデザインするようになりました。
顧客には有名女優も多く、マレーネ・デートリッヒ(Marlene Dietrich)、ジョセフィン・ベーカー(Josephine Baker)、ココ・シャネル(Coco Chanel)、エリザベス女王などがいました。
1960年代には、シャルルジョルダン(CHARLES JOURDAN)社の顧問を務めていました。
ピカソなどのアート作品から影響を受けたシューズはまさに芸術品
パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やジョルジュ・ブラック(Georges Braque)の作品に発想を得て、アート作品として影響を大きく受けたシューズが数多く残されています。
その独創的な創造力を支えていたのは、職人として培った技術とシューズに対する強く確かな認識だったのです。
アンドレ・ペルージャ(Andre Perugia)は
「よいフィッティングは、クォリティの高い靴型なくしてはありえない。
一足の靴は足と完璧な等式でなければならず、そして機械を調整するように1ミリを調節しなければならない」
という言葉を残しています。
現在でもアンドレ・ペルージャ(Andre Perugia)をインスパイアした作品は後を絶ちません。
靴に対するこだわりは、後の世に生きるシューズデザイナーたちにしっかりと受け継がれ、そして尊敬され続けています。
まさにアンドレ・ペルージャ(Andre Perugia)は、シューズデザイナーのカリスマです。
お読みいただきありがとうございました。