いつの間にか踵の内側が擦り減っている!
お気に入りの靴を履き続けていたら踵の内側部分が擦り減って傷んでいる!
履いて脱いでの繰り返しで自然に摩耗してしまうのは何となく想像できるけど、まだ履き続けていきたい!
踵がダメになっただけで処分したくないけど、踵の内側って修理できるの?
大丈夫、踵の内側部分は修理する事ができます!
トップリフトやライニングの修理方法とは?
靴の種類や傷んでいる状態にもよりますが、まずは傷んでいる部分を外します。
擦り減って摩耗した踵の内側部分に、補修用の革を当てて靴の色や踵の形に合わせて縫い付けます。
ちなみに履き口の部分をすべり口あるいはトップラインと呼び、内側部分をすべり革・腰革またはライニングと呼ばれています。
ライニング部分の修理はビジネスシューズなどの革靴以外にもスニーカーで修理する事ができます。
スニーカーの場合、革ではなく補修用の布などになります。
トップラインとライニングの修理後は?
トップラインやライニングを革で修理すると再び履き続ける事ができます。
修理する事によって、靴の型崩れをしにくくするなどの効果もあります。
ライニングの部分は特に摩耗しやすいので、消耗したらその度に修理すると長く履き続ける事ができます。
また、摩耗した状態で履き続けるとその部分から大きく裂けたり、上記の型崩れも起きて足に負担をかけることになりますので、しっかり修理をしましょう。
修理によって踵の内側は補強される
ご紹介したように、トップラインとライニングは修理できることがわかりました。
しかし、修理してもやはり履き続けているとまた摩耗してしまいます。
これは、絶対に避けられない部分ですが、可能な限り摩耗を抑えることも可能です!
基本的にライニング修理の際に新しい革などを貼り付けることになります。
そのときにより、丈夫で摩耗しづらいものを使用したり、薄い皮で2重にしたりといった補強も行えます。
補強を行えば、次に摩耗するまでの期間は長くなり、より長く靴を履き続けられます。
ただ、補強を行うと若干デザインやサイズ感が変わってしまうこともあるのご注意ください。
トップラインとライニングを修理して長くシューズを履こう
シューズラックに気に入っているけど、トップラインとライニング部分がボロボロになっていたり傷んでいる靴がありませんか?
もし、そのまま置いてある靴がありましたら修理店などで修理してみてはいかがでしょうか。
ご紹介したように、履き口や踵の内側は簡単に修理ができますので、しっかりと修理をしてお気に入りの靴を長く大事に履き続けましょう。