ポイントは靴カラークリーム
独特な色合いの持つ緑の革靴、色合いが気に入って購入している場合がほとんどですよね。
しかし、履いている内にどんどん色あせしてしまって、味わいはあるけど色ムラは困る。そんな経験がある人もいるのではないでしょうか?
そんな時に役立つのが乳化性の靴カラークリームです。
靴カラークリームには、さまざまな色に対応したものがあり、一般的な黒から黄色やオレンジなどの鮮やかなものもあり、もちろん緑に関しても複数種類があります。
通常のグリーンからダークグリーン、モスグリーンなど緑だけでもたくさんありますので、まず自分の革靴の色に合ったものを選ぶことが大切です。
もし、自分の靴に合った色がなかった場合、混ぜあわせて色を作ることもありです。
ただし、注意して欲しいのが「同じメーカーの靴カラークリーム同士を混ぜる」ということです。
メーカーによって靴カラークリームの成分は違いますので、同じメーカーのものであれば、混ぜても成分が損なわれることは少ないでしょう。
塗る前に汚れやゴミを落とす!
自分の革靴に合った靴カラークリームを手に入れたら、今度は実際にクリームを使用したいところですが、ちょっと待って下さい!
クリームを塗る前に、まずブラッシングでしっかりと汚れやゴミを落とすことが大切です。
ゴミや汚れがついたままでは、クリームがしっかりと革に染み込まないこともあります。
特に、縫い目などにはゴミがたまりやすいので注意してください。
また、力を入れ過ぎると傷になりますので、力を入れ過ぎず優しくブラッシングをしましょう。
ムラが目立ちやすい緑の革靴
ブラッシングで表面をキレイにしたら、ついにクリームを塗ります。
靴の目立たない部分にちょっとだけ塗って色を確認しましょう。
色がしっかりと靴と馴染むものであることがわかったら、きれいな布でクリームをすくい取り、靴に塗り込んでいきます。
最初のうちはあまり染みこまず、表面に伸びていくだけですが、小さく円を書くように細かく塗り込んでいくと、クリームが革靴と馴染んでいくのがわかるかと思います。
ついつい、ササッと塗って終わらせたくなりますが、革靴にクリームを染み込ませるときはじっくりと根気よく続けることでよりキレイに馴染み美しいツヤが出てきます。
緑の革靴は特に色ムラが目立ちやすいので、部分的な輝きにばかり気を取られず、全体的にバランスよくクリームが染み込むように意識しましょう。
クリームを染み込ませたら最後にまたブラッシングをして、全体を馴染ませると良いでしょう。
美しい革靴はオーナーも魅力的に見せる!
履き込んだ革靴が美しいツヤと色合いを浮かべていると、その靴のオーナーは魅力的な人物に思えます。
それは、革靴は愛情をかけた分だけ美しくなる靴だからです。
革靴を美しく保っているオーナーは、それだけ根気があり、情熱と愛情の深い人物だと理解るのです。
だからこそ特に手の掛かるしみこみのいい革素材、維持の難しい色合いの革靴、そんな手間の掛かる革靴を美しく育てる楽しさを知る人は幸せなのではないでしょうか。
独特な色合いの持つ緑の革靴がより美しくツヤのあるキレイなものであれば、オーナーである貴方自身も独特で魅力ある人物になることでしょう。