スポーツ靴で有名なアシックスは1943年に設立された特徴的なブランド

日本のスポーツ靴のブランドとして世界的に有名なアシックスは1943年設立の会社ですが、本来は昭和24年、1949年を始まりとしたバスケットシューズの鬼塚商会が会社としての起源となります。そう、元々からスポーツ靴のブランドとして生まれた会社なのです。

日本のスポーツ靴のブランドとして世界的に有名なアシックスは1943年設立の会社ですが、本来は昭和24年、1949年を始まりとしたバスケットシューズの鬼塚商会が会社としての起源となります。そう、元々からスポーツ靴のブランドとして生まれた会社なのです。

目次

アシックスは創業者である鬼塚喜八郎氏のスポーツ靴へのこだわりをそのまま継承し、常にスポーツに使う靴ならではの性能面の強化を考え抜いてきたブランドです。運動力学や人間工学を早々に取り入れ、1985年には「アシックススポーツ工学研究所」を設立して、職人の技術と学術的なアプローチを融合させたスポーツ靴のブランドとしてその地位を確立させたのです。

1.バスケットシューズから始まった性能への挑戦

最初のバスケットシューズ

最初のバスケットシューズ

当時難しいと言われていたバスケットシューズにあえて挑戦した発想と技術が現在も生き続けています。

このバスケットシューズ第一号は1950年に発売されました。バスケットボールはご存知のように緩急が激しく止まりたい時にきちんと止まり、ジャンプでの足への衝撃を緩和する必要があります。だからこそ技術的に難しいとされていたジャンルだったのです。
この第一号のシューズは靴底を吸盤型にしてグリップ性を高めたモデルとなっています。

2.オリンピックと共に

オリンピック出場の選手たちが選ぶアシックス

オリンピック出場の選手たちが選ぶアシックス

アシックスはその製品を多くのオリンピックのアスリートたちに提供して来ました。そしてそのシューズで多くの選手が優勝を勝ち取ったのです。

アシックスはオニツカタイガーと呼ばれていた頃からオリンピック選手に選ばれた実力派のスポーツシューズとして名声を高めて来ました。1976年のモントリオールオリンピック、その男子5000mと1万mの金メダルを獲得したラッセ・ビレン選手が、両手にこのオニツカタイガーを掲げ持って喜びを現した事は有名です。オリンピックは常に世界を視野に入れたスポーツ靴ブランドとしての力量が示される場所でもあるのです。

3.スポーツを愛する全ての人の足元を守る

大人から子供までスポーツを安全快適に

大人から子供までスポーツを安全快適に

一般の人たちの安全で安心なスポーツ活動の為に市販のシューズも工夫されています。

オリンピックメダリスト達の特別なシューズだけではなく、一般のスポーツを愛する人たちが安全快適にスポーツを楽しめるように、アシックスのスポーツシューズは機能を追求しています。衝撃を緩和するクッション性、ムレない快適性、安定して走れるフィット性能、目的もバラバラな一般向けスポーツシューズは実はかなりの高度な技術力を必要とするジャンルとされています。
次々に性能を更新するそのブランドシューズが、そんな一般向けの快適なスポーツシューズにも常に注力している事を示しているのです。

まとめ

アシックスは初代の目指した世界に通用する一流のスポーツ靴のブランドとして、成功を収めていると言って良いでしょう。しかし、それは研究所を設立する程の情熱と研鑽の末に辿り着いた栄光と言って良いと思います。日本を一流のスポーツ大国に導いたその立役者の一分野として、アシックスは確かにその一翼を担ったブランドです。
発想と技術、それこそがこのブランドの特徴ではないでしょうか。

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