誰もが知るブランドのロゴマークナイキの「スウッシュ」はたったの35ドルだった?

世界のスポーツブランド「ナイキ」のロゴマーク「スウッシュ」の誕生秘話と、その歴史をご紹介します。

世界のスポーツブランド「ナイキ」のロゴマーク「スウッシュ」の誕生秘話と、その歴史をご紹介します。

目次

ご存じですか?
ナイキには日本を代表するスポーツブランド「アシックス」と大変深い関係がありました。
今回はナイキの歴史と誰もが知るロゴマーク「スウッシュ」の誕生秘話をご紹介します。

ナイキの始まりは1964年

大人から子供まで、皆に人気のNIKE

大人から子供まで、皆に人気のNIKE

1964年、オレゴン大学にて陸上部のコーチを務め、自作のランニングスニーカーを制作していたビル・バウワーマン。そしてその陸上部の選手であったフィル・ナイトが共同で資金を出し合い、ブルーリボンスポーツ社を設立しました。

当時のブルーリボンスポーツ社の主な業務は日本を代表するスポーツブランド「アシックス」の前身「オニツカタイガー」のスニーカーの輸入販売とその開発でした。

オニツカタイガーと別れて、自社ブランド「ナイキ」を育てる

ナイキが先駆けたワッフルソール

ナイキが先駆けたワッフルソール

1970年頃になるとオニツカタイガーのスニーカーの売れ行きが滞り始め、1971年にオニツカタイガーとの取引を停止し、自社ブランドをスタートさせました。
NIKE【ナイキ】という名前の由来は、ブルーリボンスポーツ社の社員の一人である、ジェフ・ジョンソンが夢で見たギリシャ神話の勝利の女神「ニーケー(nike)」からです。

こうして誕生した自社ブランドの「ナイキ」には、今までのアウトソールの常識を塗り替えた革新的な「ワッフルソール」を搭載し、アメリカで大ヒット。滑り易い路面等でも安定してグリップするように開発されました。
ナイキの創業者であるビル・バウワーマンがワッフルッメーカーを見てこのデザインを思いついたというから、驚きです。
このヒットと同時に自社ブランド名であったナイキがそのまま社名になりました。

意外!ナイキのロゴマーク「スウッシュ」誕生秘話

NIKEのロゴマークの元となった「勝利の女神NIKE」

NIKEのロゴマークの元となった「勝利の女神NIKE」

ナイキの創業者フィル・ナイトが講師をしていた大学で、デザイン科を専攻していた女子大生のキャロライン・デビッドソンにロゴのデザインを依頼。
ナイキの由来となっている女神のNIKEの羽根をモチーフに作られました。
デザイン料として支払われた金額は35ドル。
それから12年。マーク考案者のキャロラインに、巨大企業となったナイキからダイヤモンドと金で出来たスウッシュ(ナイキのロゴ)の指輪と株が贈られたそうです。

まとめ

実は、日本を代表するスポーツメーカーの「asics」との関係の深いナイキ。
アシックスと分岐した後も、シューズ開発を重ね、「ワッフルソール」が大ヒット。世界規模での成功を果たしました。
当時はデザイン性の高いロゴが主流だったため、ナイキの創始者はこのシンプルなロゴに乗りきではなかったのだそう。
シンプルさがかえって覚えやすく、結果として、ブランドの拡大に一役買う事になったのかも知れませんね。

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