ビジネスシーンで男性が履く革靴は、
とにかくつま先もかかとも、ソール部分の減りが早いんですよね。
外回りの営業さんなんて1ヶ月でダメになってしまうのだそう。
そんな靴底全部の取り換えは一体1足につき、
何回まで可能なのか、専門家の話を聞いて来ました。
オールソールは何回まで取り換えが可能なのか?
TOD’S、GUCCIなどのイタリア製紳士靴、
軽くて履きやすい革靴に用いられることが多い「マッケイ製法」なら、
中底と本底を一緒に縫い付けてあるので、
オールソール修理可能回数は約3回前後と言われています。
数千円の革靴なら、外回りの仕事で、
約1か月でダメになってしまっても、
高級ブランドであれば、3年はもつと想定して作られているんです。
3回取り換えられるのであれば、
3回×3年=9年はいい状態で履き続けることが出来ると言う計算になります。
取り換えるソールの種類は意外とたくさん
メンズオールソールは写真のように種類が豊富。
自分の好みのデザインで選ぶも良し、雨の日に滑りにくい加工にすれば、
新しい靴を新調したような新鮮な気分に。
元のサイズよりも厚いものを選べば、デザイン性は下がりますが、
よりソールは長持ちします。
オールソール張替の際、爪先にゴムを貼るべき?
オールソールを張り替える時、
ポイントとなるのが、ハーフソールを追加するかどうか。
後からハーフソールを上付けすることも可能ですが、
修理する前に頼んでおけば、オールソールの内側に、
ハーフソールを追加することも可能なんだそう。
靴によってはその方がよりオシャレになったり、
強度的にもよりつま先部分が擦り減り難くなるそうですよ。
まとめ
オールソールを取り換えて、
9年間履き続けると想定すれば、
安物の革靴を何度も買うよりも、
1点高級なものを大切に履く楽しみもあるのだな、
と言う発見がありますね。
ソールを変える楽しみ、
大人として是非一度味わってみたいものです。