オニツカタイガーをご存じですか?
アシックスの前の会社名がオニツカ株式会社で、オニツカタイガーはそのブランド名でした。
現在では特に海外で人気のオニツカタイガー。
今回はアシックスの歴史をご紹介します。
元サラリーマン鬼塚喜八郎、1949年神戸市に鬼塚商会を設立
出典:ASICS Corporate株式会社アシックス ヒストリー
独立当初、市場に不足していた学童靴をメインに展開していた「鬼塚商会」ですが、同9月に改組し「鬼塚株式会社」が設立されました。
戦友から贈られた「もし神に祈るならば、健全な身体に健全な精神があれかしと祈るべきだ(”Anima Sana in Corpore Sano”)」という帝政ローマ時代の風刺作家ユベナリスの言葉に感化され、本格的なスポーツシューズの生産メイカーへの道を突き進む事になるのです。
オリンピック選手をも虜に?!世界が認めた「オニツカ」
出典:勝手気ままな落書き帳: 2月 2012
こうして生まれた「鬼塚株式会社」はバスケットボール専用のスニーカーを製造販売する会社として成長。
その後も監督や選手の現場の声を取り入れたスニーカーの改良に努め、1953年からマラソン用スニーカーの開発を開始しました。
1956年メルボルンオリンピックの日本代表選手の練習靴として正式に採用され、スポーツ界で一気に名を広め、その後も、オリンピックのマラソン種目で連覇を達成する事になる裸足のランナー”アベベ・ビキラがオニツカタイガーのスニーカーを履いてオリンピック前の「毎日マラソン」で優勝。
日本のみならず、海外のアスリートからの支持も拡大して行ったのです。
1943年設立「中央産業株式会社」が「オニツカ株式会社を吸収合併」アシックスへ
出典:アシックス本社東館 | STYLE MA'TEC Official HomePage
1963年に、当時休眠会社の中央産業株式会社が、オニツカ株式会社を吸収合併し「オニツカ株式会社」に商号変更。現在の株式会社アシックスの起源はこの会社にあります。
その後、オリンピック景気の落ち込みに対し経営危機に陥りましたが、1974年には東京証券取引所第1部上場、1975年にヨーロッパ進出、1977年にはスポーツウェアメーカーと合併し、現在の「株式会社アシックス」へと社名変更されました。
まとめ
学童靴の生産から始まったスポーツシューズブランドの「アシックス」。
現在ではアシックスという社名に変更されたオニツカタイガーですが、実は海外ではアシックスの名前で出されるスニーカーよりも、アシックスによる復刻ブランド「オニツカタイガー」の方が人気なのだそうです。
カラフルでレトロ感満載の靴にはまる人が多いのだとか。
「オニツカタイガー」是非、チェックしてみて下さい♪
こんなにカラフルでスタイリッシュなスニーカー!
とってもオシャレですね。