1.つや出し前に、まずは今までの汚れを落とそう!
ブラッシングはつや出しをする前に行うだけでなく、できれば毎日してあげましょう。
大きなブラシで全体を優しくブラッシングし、細かい縫い目などの部分は小さいブラシでしっかり落としましょう。
そうすると汚れが蓄積しにくいので、つや出しのお手入れ自体も楽ちんになります。
まさに塵も積もれば山となる!
ブラッシング後はリムーバーを使いましょう。
リムーバーは汚れ落としとはいってもブラッシングと違い、表面の汚れ落としをしているわけではありません。
前回塗っていたクリームを落としたり、脂汚れを落としたりする役割があります。
いらないTシャツの布を使ったりして、靴全体の汚れを落としをしてください。
乳化性靴クリーナーで栄養補給
ブラッシングとリムーバーによるクリーニングが終わりましたら、次は乳化性靴クリーナーで、靴に必要な水分や油分を与えます。
化粧品で言えば、化粧水&乳液というところでしょうか。
革靴というのは動物の皮膚ですので、我々同様に定期的な栄養補給が必要なのです。
また乳化性靴クリーナーには、靴の輝きを取り戻す成分まで入っているので、ファンデーションの役割までしてしまうわけです。
塗り方は、チューブはこすりつけるだけ。
瓶入りなら布を使ってください。
布につけたクリームを靴全体に薄く均等に馴染むように広げることが大切です。
馴染ませたら、伸ばす!
乳化性靴クリーナーを塗った後は、数分置きます。
これは、乳化性靴クリーナーを靴にしっかりと馴染ませるためです。
しばらく置いた後、布を使って靴を磨きます。
この磨き部分が輝きをキープするためにもっとも重要です。
雑に短時間で済ませるようでは、輝きをキープできずすぐにまた色あせてしまいます。
磨く際は、細かく円を描くように時間をかけて行いましょう。
また、あまり力を入れ過ぎると靴の型が崩れたり、傷になってしまいますのでご注意ください。
磨けば磨くほど、どんどん輝きが増してきますので、きっと楽しい時間となるはずです。
最後に防水スプレーを
磨き終わったら、防水スプレーをさっと靴全体に吹きかければ、完了です。
実は革靴というのは水分に弱いんです。
雨の日など革靴だと靴下が濡れづらく、重宝しますが、家に帰ってからそのまま放置していたはだめです。
しっかりと水分を拭き取り、保管することで靴の輝きはキープされます。
また、この防水スプレーというのも輝きをキープするために必要なことです。
水分に弱いですから、防水スプレーで自ら守ればより長い期間輝きをキープできます。
この一手間が輝きを保ってくれる
革靴の輝きをキープするためにこの一手間が大切なのです。
それほど難しいことではありませんから、これくらいなら試しても良いかなぁと思っていただけたら、幸いです!
革靴は愛着を持てば持つほど、新しいものを購入するときにもこだわりを持つようになります。
靴にこだわりがあると、とっても人生が楽しくなりますよ!