ブラシでほこりを落とす
まず靴のお手入れ出やるべきことは、ブラッシングです。
黒色の革靴は、特にホコリが目立ちやすいので、お手入れの時にしっかりと目に見えるものは落とすようにしましょう。
特に縫い目などの部分は埃がたまりやすいので重点的に行いましょう。
力を入れすぎず、同じ方向に向かってブラシを滑らせるのがポイントです。
力を入れ過ぎると傷になっちゃいますので注意しましょう。
デリケートクリームを使う
しみこみのいい革には、クリーナーを使ってしまうとシミや色むらの原因になる可能性がありますので、この場合はデリケートクリームを使うのがオススメです。
黒の革靴ですと、そういったシミや色むらは目立ちやすいのです。
そこで、普段のお手入れにはデリケートクリームを使うのです。
デリケートクリームというのは、無色のクリームで革靴の色に問わず使用できるクリームです。
布にたっぷりめにクリームを取って使いましょう。そうすることでブラシでは落ちない汚れも落とすことができます。
全体にしっかりとクリームをつけたら、布で乾拭きしておきましょう。
普段のお手入れにはこのクリーム1つあればバッチリと言えるでしょう。
靴クリームを塗る
本格的な革靴のお手入れをする際は、デリケートクリームの後に乳化性の靴カラークリームを塗っていきます。
乳化性の靴カラークリームというのは、その名の通り色のついたクリームですので、黒の革靴をお手入れする際はしっかりと黒のクリームを使いましょう。
他の色を使ってしまうと色が変わってしまいます。
また、ひとくちに「黒」と言っても微妙な色合いの違いがありますので、ご自身の革靴の色にあったものを使いましょう。
円を描くようにしてくるくると塗っているとムラなくキレイに塗ることができます。
ここで、根気よくキレイにムラなくクリームを染み込ませていくと、どんどん靴にツヤが出てきます。
色落ち部分や色が全体的に褪せてしまった時には見違えるほどキレイになるんです。
黒というシンプルな色だからこそ、このツヤというのが大切になってきます。
ツヤの全くない乾いたような革靴を履いていると「この人は靴の手入れをしていないのでは?」と思われてしまいます。
しっかり、クリームを馴染ませてキレイなツヤを出しましょう。
そして、全て塗ったら布で乾拭きしてください。
仕上げにブラッシングをする
靴カラークリームを塗った後は、またブラッシングです。
細かいところに挟まったクリームなどをブラシで取るように部分的にブラッシングをしてください。
革の縫い目やデザインによっては穴があったりしますので、そうした部分にクリームが固まっていることもありますので、しっかり落として馴染むようにしましょう。
そして、最後にキレイな布で全体を拭き取りましょう。
ビジネスからプライベートまで毎日のように履く黒い革靴。
履けば履くほどいい色合いを出してくれる革靴ですが、黒というシンプルな色だからこそ、しっかりとした手入れが大切になります。
今回紹介したお手入れ方法を実践して、大切な黒い革靴を長くキレイに使っていきましょう!