イスラム文化圏であるトルコには、わたしたち日本人にはなじみのない習慣やマナーも少なくありません。
たとえば…日本人がついやってしまいがちなこととして「公共の場で靴を脱いではいけない」というのがあります。
公共の場で靴を脱ぐのはみっともない
トルコでは、公共の場で靴を脱ぐのはとてもはしたないこととされます。
深夜の長距離バスなど日本人ならつい靴を脱いでくつろぎたくなるシチュエーションでも、いつもの感覚で靴を脱ぐと周囲の人から眉をひそめられることも。
ただし、トルコ人の家に招かれたときは靴を脱いでスリッパなどに履き替えます。
他にも気をつけたい、靴・足に関するトルコのマナー
◆足の裏を人に見せる・足の先を人に向ける
→相手に対してとても失礼な行為です。
◆人に対して靴を投げる
→トルコに限らず、イスラム世界では相手への最大の侮辱であり宣戦布告とみなされます。
◆若い人が年配の人の前で脚を組む
→トルコでは年上の人を敬う文化が強いので、自分より年上の人と接するときは注意しましょう。
モスクや霊廟では靴を脱いで
イスラムの教えでは、清潔を保つことが重要視されています。
モスクや霊廟は神聖な場所なので、外の穢れがついた靴のまま入ってはいけないのです。
モスク・霊廟の入口に靴置き場がない場合は、自分が脱いだ靴を持ったまま入りましょう。
大きな観光地なら、靴を入れるビニール袋などが用意されていることもあります。
まとめ
いかがでしたか?
日本人にはなじみがないマナーが多くて、慣れるまではなかなかリラックスできないかもしれません。
でもトルコの人たちは基本的に親切ですし、また世界有数の親日国ともいわれています。
基本的なマナーを覚え、かつ相手に敬意を持って接することで、気持ちよく過ごすことができるでしょう。