社会人男性もしくは就活経験のある男子学生なら、一度はお世話になるビジネスシューズ。
毎日何気なく足を突っ込んでいる人も多いと思いますが、その起源はなんと中世ゲルマン時代にまでさかのぼると言われているんです。
ビジネスシューズってなに?
ビジネスシューズは男性がおもにビジネス・フォーマルシーンで使用する革靴のことで、多くは黒もしくは茶色1色のシンプルなデザインになっています。
日本で単に「革靴」という場合、たいていはビジネスシューズを指します。
ビジネスシューズの起源
中世ゲルマン人は、もともと足元の悪い森林・沼地を歩くのに適したブーツを履いていました。
しかし「民俗大移動」で彼らがたどり着いた地中海沿岸は歩きやすい平野が多く、面倒なブーツは必要なくなりました。
そこでブーツの上部を切って脱ぎ履きしやすい靴を考案し、これが現在のビジネスシューズのもとになったといわれています。
同じビジネスシューズでも、紐で結ぶタイプの方が格上
普段はサッと履けるスリッポンタイプのビジネスシューズ(ローファー)を愛用している方も多いですが、もともと革靴は紐を結んで履くものでした。
こうした革靴の歴史から、結婚式などの正式な場面では紐つきのビジネスシューズがよいとされるのです。
スリッポンタイプのビジネスシューズは、年配の人からはカジュアルに見えてしまうこともあるので注意しましょう!
まとめ
いかがでしたか?
世界史で習った「民族大移動」といつも履いてるビジネスシューズの形に意外な関係があるなんて、ちょっとビックリしますね!
また現代人にとってはちょっとややこしいフォーマルシューズのマナーも、靴の歴史を紐解けば納得がいきますね。