古代オリエントとは現在の中東地域に興った古代文明です。
紀元前4000年前からアレクサンドロス3世が東方遠征を行った紀元前4世紀ごろまでのことを言います。
サンダルはこの古い時代にすでに生まれていました。
サンダルは古代オリエント発祥
3500年前に興ったシュメール文明において、すでにサンダルは使用されていました。
シュメール人はすでにサンダルを作る技術を持っていました。
それは皮革加工技術を持っていたためだったのです。
温暖な気候の地域で好まれたサンダル
サンダルは温暖な気候に適した履物に見られ、地中海周辺地域では好まれて用いられました。
その頃のサンダルは軍靴としても用いられ、エルム人を攻める様子を描いた図には、にシュメールの王がサンダルを履いて山を登った様子が残されています。
日本にもサンダルが……
中東地域で生まれたサンダルですが、古代の日本でも全く別系統からの伝来でサンダルが生まれていました。
それが、ワラジや草履です。これは北方系から伝わった履物が日本の風土に合わせて南方系の鼻緒の付いた履物へと変化したものです。
まとめ
このようにサンダルは3500年前の古代オリエントではすでに履かれていました。
古くからあった皮革加工技術がそれを可能にしたのです。
そう思うとサンダルと人類の付き合いは、ずいぶん古くからあったのですね。