50年代から60年代にかけてのアメリカ。
ジェームス・ディーンやエルビス・プレスリーが、若者のアイコンとして君臨していた時代に、登場したのかサドルシューズです。
2大スターに魅せられた、50~60年代の若者たち。
『エデンの東』『理由なき反抗』で一気にハリウッドのスターダムにのしあがり、24歳の若さで事故死したジェームス・ディーン。
ロックンロールでアメリカのみならず世界を席巻し、後のビートルズにも多大な影響を与えたエルビス・プレスリー。
彼ら二人は50~60年代アメリカの若者文化の象徴として、今なお、語り継がれています。
ファッションアイコンとして、流行らせたアイテム多数!
彼ら2人に共通しているのは、若者の鬱屈した気持ち、大人への反抗心を表出したかのような不良っぽいスタイル。
革ジャン、リーゼント、ジーンズ…当時の若者たちは、こぞって、この二大スターのファッションを真似しました。
ロカビリーファッション=サドルシューズ。
サドルシューズは、そんな時代に学生を中心に流行したファッションアイテムです。
アッパーの色の切り替えしてある部分が馬の鞍(サドル)に似ていることから、この名称がついた、件のカジュアルシューズ。
ロカビリーファッションやロックンロール音楽と言ったらサドルシューズ、という認識すらあるほど、当時の若者に受け入れられていたのです。
まとめ
本来は、「サドルオックスフォード」といって、英国紳士に古くから親しまれていたサドルシューズ。
ジェームスディーンが、それまでただの作業用のズボンだったジーパンを愛用していたことから、若者の流行品に、そしてスタンダードファッションの一部となったように、サドルシューズもまた、スターの威光によって、特別な価値付けをされたファッションアイテムなのです。
24歳で夭折してから、永遠の青春を今も生きているジェームス・ディーン。