1970年代から現在に至るまで、幅広い年齢層に親しまれ続けているスニーカー。
そんなスニーカーには数多くの種類が提供されていますが、ランニングやレスリング、デッキなどの種類によって異なる特徴とは、どのようなものなのでしょうか?
ここではその詳細について解説したいと思います!
ランニングシューズには履く人の力を100%引き出す特徴がある!
最近のランニングシューズは運動力学や運動生理学、身体静止学などの研究成果から履く人の力を100%引き出して、履く人の足を外的刺激などの障害から守るように生産されています。
また、クッション性やグリップ性、通気性や屈曲性、安定性や軽量性、耐久性やフィット性の8つの要素が関係しあって、靴の全体的なバランスが成り立っています!
・クッション性
たとえばランニングでは、体重の3倍の衝撃が足にかかります。それが続くと疲労になり、スポーツ障害になります。衝撃を緩衝する素材として代表的なものが、アシックスのGELです。
・グリップ性
ゴムの配合や添加物、ソールパターンが工夫されており、濡れた路面でもしっかりグリップするソールなども搭載されています。
・通気性
ランナーのシューズの中は、気温45度℃、湿度95%にもなります。衝撃熱+摩擦熱+体温+汗で、熱帯のジャングルと同じ。実は底マメができるのも、それが原因。今や、通気性に優れただけでなく、太陽熱や光をカットする機能を持つ素材で、アッパーを作ったりしています。また、ソールに穴をあけ、足裏からも空気を吸排できるソールを搭載したシューズもあります。
レスリングシューズには靴底が薄い特徴がある!
レスリングシューズは非常に靴底が薄いため、スクワットで高重量を担いだときもグニャグニャしにくい特徴があります。
ベンチプレスにて相対的にベンチシートが高くなり、脚の踏ん張りがしやすくなります!
さまざまなメーカーからレスリングシューズが展開されていますが、比較的低価格で提供されている傾向が見られています。
レスリングシューズには各ブランドそれぞれに特徴があります。簡易的な説明になってしまいますが、アシックスやアディダスは基本的にお客様が普段お履きになっているサイズで大丈夫だと思いますが、靴によって0.5センチ大きめをオススメしています。
ナイキは普段はいている靴のサイズより1センチ大きめを選ばれると良いと思います
出典:サイズと選び方
デッキシューズは別名ボートシューズと呼ばれることもある!
デッキシューズとは、ボートやヨットなどの船の甲板で使用されるための靴を指し、別名ボートシューズと言われることもあります。
このシューズには水に濡れた甲板でも滑りにくいようにあらゆる工夫がされていて、船乗りの命を守るアイテムとされています!
デッキソールで最も有名なのが「スペリーソール」ですね。
自身セイラーでもあったポール・スペリーは、氷上(凍結した路面という説もあるようです)を走り回る愛犬の姿からインスピレーションを得て、「スペリーソール」を開発。1935年のことです。
その後、自らのブランド「トップサイダー」だけではなく、多くのブランドがデッキシューズに採用するソールとなりました。
まとめ
いかがでしょうか?
今回はランニングやレスリング、デッキなどのスニーカーの種類によって異なる特徴についてご紹介しました。
この記事で紹介した特徴を認識して、スニーカー選びの参考にしていただければ幸いです!