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カジュアルに決めたいモカシン!ネイティブ・アメリカンから広まったって知ってた?

モカシンは、ネイティブ・アメリカンが履いていた、スリッポンがルーツとされています。昔は、一枚革で足を包むように作られていました。今は、定義が変わっています。そんなモカシンの歴史をまとめました。

モカシンは、ネイティブ・アメリカンが履いていた、スリッポンがルーツとされています。昔は、一枚革で足を包むように作られていました。今は、定義が変わっています。そんなモカシンの歴史をまとめました。

目次

ネイティブ・アメリカンが履いていた、モカシンは靴底がなかったそうです。くるりと足を包むような、袋状に作られていました。欧州に渡り、現在のような形になったのだとか。
今では、スリッポンタイプでモカシン縫いと呼ばれる製法で作られた革靴を総称してモカシンと呼んでいます。その歴史についてまとめました。

モカシンはミネトンカから

先端の縫い目をモカシン縫いといいます

先端の縫い目をモカシン縫いといいます

ネイティブ・アメリカンから広まったモカシン。現在の形を作ったのは、アメリカのミネトンカという靴メーカーだといわれています。ミネトンカは、ハンドメイドにこだわり続け、現在も同様にして靴を販売しています。
高い技術力を誇る職人が、ひとつひとつ丁寧に仕上げるモカシンは、まさにオンリーワン。

戦後、アメリカ人がレジャーを楽しむようになり、観光地やアメリカ伝統のハンドメイドショップで販売されている、ミネトンカのモカシンに出会い、魅力のとりこになりました。
こうして、モカシンが日常生活に取り入れられるようになり、アメリカンクラッシックと呼ばれるようになったのです。

「ワラビー」もモカシンです

クラークスのワラビー

クラークスのワラビー

1966年イギリスのクラークス社が、ワラビーを販売しました。ワラビーとは、クラークス社が販売した靴の商品名です。その特徴は、モカシン縫いがされていて、紐が付けられているアンクルブーツというもの。別名、デザートブーツとも呼ばれています。
スエード生地を使用しているため、夏場はちょっと避けたほうが無難かもしれません。

グッチのビットモカシンは外せない

ホースビットタイプのモカシン

ホースビットタイプのモカシン

グッチは、馬具専門店としてスタートしました。馬に使う、馬具をモチーフにしたホースビットをシューズに使用しています。その馬具は、鐙(あぶみ)と轡(くつわ)です。あぶみとは、鞍(くら)の両わきに下げてあるもので、足をかけるための道具です。くつわとは、手綱(たづな)につなぐために、馬の口に含ませる、金具を指します。靴に使用する以前は、バッグなどに使われていたモチーフです。

洗練されたデザインは、ビジネスシーンでも活躍できる風貌をしています。

まとめ

ネイティブ・アメリカンの使用していた袋状の靴がモカシンでした。アメリカのミネトンカが、モカシンを最初に広めた会社として有名です。また、イギリスのクラークス社からは、ワラビーという商品名でブーツタイプのモカシンが発売されました。グッチのモカシンは、上品なデザインが印象的です。カジュアルから、エレガントシーンまで様々な顔を持つ、モカシン。古き好き時代を忍ばせるシューズと言っても過言ではないでしょう。

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