今回は独特なデザインで人気を集めるワラビーブーツについてまとめていきます。ワラビーブーツはもともとイギリスのクラークス社によって作られたとされているので、このクラークス社についても触れていきたいと思います。
ワラビーブーツはモカシンの一種
ワラビーブーツはモカシンの一種と言われています。そもそも「ワラビー (Wallabees)」というのは後述するクラークス社の商品名で、それらが一般化されて似た形状の靴をワラビーブーツと呼ぶようになりました。
アメリカの先住民が履いていたスリッポン型の靴で、原形は鹿の革1枚で足を包むようなデザインでした。
クラークス社とは?
クラークス社はイギリスの老舗靴メーカーです。もう200年近く前にクラーク兄弟によって設立されました。初めて販売されたのは毛付きのスリッパでした。これが履きやすいと評判となり大ヒットしました。
その後もデザートブーツや今回のワラビーなどを打ち出し、現在ではカジュアルシューズの原点とまで言われています。
最初に作った靴がスリッパということもあり脱ぎ履きがし易い靴が得意なのかもしれません。
ワラビーの由来は同名の動物!
ワラビーは同名の有袋動物に由来してつけられた名前です。これはモカシン縫いと言われる側部と底部の革をU字に縫合しているのが、有袋動物のようだとしてつけられたのだと思います。
クラークス社らしく脱ぎ履きがしやすく、とても履き心地がよいと評判です。高級レザーのタイプもあり、ドレスカジュアルにも適しています。
まとめ
今回はワラビーブーツについて紹介しました。クラークス社のはじまりを知ると、なぜワラビーブーツができたのかなんとなく感じることができますね。
自分たちが履いている靴がアメリカの先住民に由来したり、有袋動物に由来するというのも知っていると面白いです。