働く男性の定番として考えられていた、ワークブーツ。男女を問わず、人気があります。おしゃれ系の女性なら、何足か持っているはず。
ですが、その歴史までは、あまり知らないと思います。そこで、女性が履いても可愛らしく決まる、ワークブーツについて紹介します。
ワークブーツとは?
ワークブーツとは、労働者が仕事の上で履くシューズの総称です。形によって、それぞれに名称がつけられています。
ブーツタイプの安全靴も、ワークブーツの仲間です。
昔は、仕事用に履く人がほとんどでした。
現在は、ファッションアイテムの一つとして定着をしています。お手入れには、ミンクオイルを使用します。皮革を使用しているため、お手入れをきちんとしないと劣化の原因になりかねません。
主なワークブーツには、ペコスブーツ、エンジニアブーツ、ラインマンブーツなどがあります。ラインマンブーツは、電線敷設工事の人が履くワークブーツです。
今回は、女性にも取り入れやすい、ペコスブーツとエンジニアブーツを紹介します。
シンプルなペコスブーツ
農作業用のブーツとして誕生したペコスブーツ。指をかけるループが、両サイドに付けられています。長靴みたいな形が、特徴的なブーツです。
この「ペコス」という名前は、アメリカのレッドウィング社に登録商標されています。レッドウィング社は、最初にペコスブーツを発売したワークブーツの老舗ともいえる会社です。ですが、一般的に名前が広まり、このタイプをペコスと呼ぶようになりました。
ガーリーコーデにエンジニアブーツ
工場勤務の人が、履いていたワークブーツをエンジニアブーツと呼びます。靴紐が機械に巻き込まれると危ないので、紐の代わりにバックルとストラップが付いています。
現在では、バイクシューズとしてもおなじみです。つま先を守るために、鉄で出来たカップが先端に入っています。持つとずっしりと重たく感じます。鉄が入っているため、金属探知機では、必ずといってもいいほどに引っかかってしまいます。
鉄の他にも、プラスチック製のカップを使用したエンジニアブーツもあります。これなら引っかかる心配は、なさそうですね。
まとめ
ワークブーツは、様々な仕事の目的に合わせて作られるようになりました。現代では、おしゃれなアイテムとしておなじみになっています。また、エンジニアブーツがアメリカの暴走族に愛用された過去があるため、反逆者のイメージを抱く人もいます。今年は、ショートブーツが流行りです。おしゃれ系の女性ならではの、可愛らしいコーデをしたいものですね。
左から2番目がペコスブーツです