スポーツやカジュアルなお出かけなど、幅広いシーンで愛されているスニーカー。
革靴やハイヒールに比べて靴底が柔らかく履いていて楽なのが魅力ですが、「スニーカー」という名前の由来はどうやらココにあるみたいですよ。
そもそもスニーカーってどんな靴?
スニーカーは、布・皮革で作られたゴム底の運動用靴の総称です。
スニーカーというとまず紐で調節するタイプの靴が思い浮かびますが、紐のかわりにファスナーで着脱するものや紐・ファスナーがないスリッポンタイプのものもあります。
スニーカーという名前は「sneak(忍び寄る)」から来ている
1916年、アメリカの靴メーカー・Keds社が自社製ゴム底運動靴に「足音がしない靴」というイメージをつけるため、「sneak(忍び寄る)」という単語を使ってキャッチコピーを作りました。
それが「sneaker」として全世界に広まったといわれています。
紳士階級は当初「スニーカー」の名を嫌った
運動にぴったりのスニーカーは、テニスなどを嗜む紳士階級にも好評でした。
しかし彼らはあまり上品なイメージがない「sneak」という言葉を嫌い、「tennis shoes(テニスシューズ)」と呼んだそうです。
同様に、上品さが好まれるイギリスでは「trainers(トレーニング用の靴)」と呼ばれています。
まとめ
いかがでしたか?
普段何気なく履いているスニーカーですが、歴史を紐解いてみると語源のほかにも意外な発見がありますね。
ちょっとした話のタネにもなるので、頭の隅に入れておくとどこかで役立つかもしれませんよ。