アメリカ人でも寝るときはさすがに靴を脱ぎますが、
ちょっとベッドに腰掛けたり、横になったりするくらいなら、
家の中でも土足のまま。
なぜアメリカ人はこのように土足文化が発展したのでしょうか?
海外の靴の不思議をご紹介します。
アメリカ人が全員英語を話すわけではない
床に座って食事をし布団を敷いて寝ている日本人からすると、
不衛生に感じてしまうアメリカ人の「土足文化」。
違いのはじまりは生活環境や宗教、気候などが大きく関わっています。
日本人なら大多数がそう思っているかもしれませんが、
実はアメリカでは英語が360度飛び交っているわけではありません。
アメリカの国勢調査局ACS 2012年統計、
「Population Ancestry Language Spoken At Home」によると、
家庭で使われる言語は、
英語(80%)とスペイン語(12%)が米国における2大言語となっています。
つまり、10人のうち2人は、
家庭で英語以外の言語を使用していることになるんです。
多文化が土足文化を発展させる
ロサンゼルス市では英語話者が39.5%、
スペイン語話者は43.8%。
アメリカ人の全員が英語が出来ると言ったイメージとは、
だいぶかけ離れた結果が出たのです。
ちなみに日本では98.5%が日本語を用います。
多文化が集まるアメリカだからこそ、
間をとって皆が仲良く生活できるように土足文化が発達したんですね。
土足文化が減っている!?
土足文化が定着しているアメリカでは、
近年は更にさまざまな文化や習慣が入り混じり、
土足の衛生面が懸念されるようになって来ました。
その為、家では靴を脱ぐという家庭も多く見られるようになってきたんですよ。
毎日家の掃除をするお母さんたちは、
家の中が綺麗になって助かっているんではないでしょうか!
まとめ
家の中と外を区別する日本人からすれば、
家の中で靴を履いたまま、ましてやベッドの上にも靴のまま上がってしまうなんて、
なんと言う国なんだ!?と驚きを隠せませんでした。
でも、アメリカにはアメリカの文化があって、
それが最も上手く調和する理由だったんですね。
今の日本人は神経質になり過ぎない点を、
彼らから学ぶのもありなのかもしれません。