毎日お世話になる靴ですが、国が違えばまったく扱いが異なります。 たとえば日本人は家に入るときに靴を脱ぎますが、欧米では家でも靴で過ごす人が多いですね。 では、靴に関してお隣・東アジアの習慣はどうなっているのでしょうか?
韓国では…玄関でつま先を外に向けて靴を置いてはいけない
韓国では、日本と同じように家の中で靴を脱ぐのが一般的ですが、脱いだ後の靴を置く向きは正反対!
日本では靴を脱いだときにつま先を外に向けておくのが上品とされますが、韓国では逆に家の中につま先を向けるのがマナーです。
理由は…客が自身の靴のつま先を玄関に向けると「早く帰りたい」という意味に、家人が客の靴のつま先を外に向けてそろえると「早く帰れ」という意味になってしまうためです。
中国では…玄関で靴を脱ぐかどうかは家によってバラバラ
それぞれの家によっても異なりますが、北方系の人は家の中でも靴のまま、南方系の人は靴を脱ぐことが多いです。もしくは、靴の上からカバーをかけて家にあがることもあります。
日本の玄関のように段差がなく判断しづらい家が多いので、周囲の人の様子をさりげなく観察するか家人に尋ねてみましょう。
中国・台湾の人に靴をプレゼントするのはNG!?
日本人の感覚では、ステキな靴をもらうことは嬉しいことですね。
でも、中国や台湾の人に安易に靴をプレゼントするのは避けましょう!
なぜなら、靴をプレゼントすることは「この靴を履いて私から遠ざかってほしい」という意味になるからです。
年齢が高い人ほどタブーを気にするようですが、もらった人が1元を相手に渡して(=買ったことにして)厄払いすることもあります。
まとめ
プチ海外旅行先として人気の東アジアですが、改めて見ると靴に関する文化も随分バラバラです。 慣れないうちは戸惑うかもしれませんが、発想を転換して習慣の違いそのものを楽しむのも海外旅行の醍醐味のひとつといえますね。