世界的スポーツ用品メーカーである『アディダス』。そして『プーマ』の二社は、もとをたどれば、二人の兄弟による共同経営の一つの会社でした。
世界を魅了する『アディダス』の広告。
ドイツ・バイエルン州に本社を置くスポーツ用品メーカー『アディダス』。
一流アスリートを起用したTVCMや広告は、いつだってクールでスタイリッシュ!
この三本線のマークに、特別な価値があると、見る者へ雄弁に語っているようです。
二人の兄弟によって設立された「ダスラー兄弟商会」。
今でこそ、広大な面積をもつ社屋と、世界中に支社を持つ大企業となった『アディダス』ですが、1920年の創業時は小さな靴屋さんでした。
名前は「ダスラー兄弟商会」。兄のルドルフ・ダスラーと、弟のアドルフ・ダスラー。二人の兄弟経営でした。
兄弟げんかによって誕生した、二大スポーツ用品メーカー。
30年近く、事業を展開してきた「ダスラー兄弟商会」でしたが、1948年、兄弟げんかによって解体されます。
その際に、弟のアドルフは自身の愛称である「アディ」と「ダスラー」を合わせた名をもつ新会社を立ち上げます。
そう。その会社こそが、『アディダス』です。
まとめ
一方の兄・ルドルフも弟・アドルフのように、自身の名前の頭文字と、名字をくっつけた会社を設立。社名を『RUDA』とし、翌年からは『プーマ』として営業を開始しました。
このようにして兄弟げんかから誕生した『アディダス』と『プーマ』ですが、二社とも世界的スポーツ用品メーカーへ成長を遂げた現状を見ると、案外、正しい経営判断だったのかも知れません。