1980年代に起こった「エア・ジョーダン」によるスニーカーブームの本当の理由は?

スニーカーの歴史を語る上で、欠かせないのが「エア・ジョーダン」です。

マイケル・ジョーダンを1人のNBAのスタープレイヤーから、アメリカスポーツ界・永遠のアイコンにまで押し上げた、奇跡のアイテム。

その狂騒と背景を振り返りたいと思います。

スニーカーの歴史を語る上で、欠かせないのが「エア・ジョーダン」です。

マイケル・ジョーダンを1人のNBAのスタープレイヤーから、アメリカスポーツ界・永遠のアイコンにまで押し上げた、奇跡のアイテム。

その狂騒と背景を振り返りたいと思います。

目次

スニーカーを労働者階級の動きやすい靴から、若者憧れのアイテムへと変えた「エア・ジョーダン」。その軌跡を振り返ります。

高度成長期も終わり、消費は個性化・多様化の時代へ。

バブル崩壊前、日本の過渡期ともいえる80年代。

バブル崩壊前、日本の過渡期ともいえる80年代。

2015年のネット社会における、嗜好の細分化。その萌芽ともいうべき時代が、80年代でした。

モーレツな経済発展を終え、どこかマンネリした空気に満ちた、飽和状態の消費社会。そこに到来したのが、スニーカーブームです。

空前絶後のスニーカー「エア・ジョーダン」。

「エア・ジョーダン」の由来となった、滞空時間の長いマイケル・ジョーダンのダンクシュート。

「エア・ジョーダン」の由来となった、滞空時間の長いマイケル・ジョーダンのダンクシュート。

70年代後期に、アメリカの若者たちがスポーツシューズから乗り換えたのをきっかけに、瞬く間に世界のスタンダードとなったスニーカー。

そのムーブメントの象徴にして、スニーカーをただの靴・履物という括りから、コレクションとしての付加価値を付け、高価なブランド品として昇華させていったのが、空前絶後のスニーカー「エア・ジョーダン」です。

コレクターの間では数十万・数百万円で取引されたケースも!

いまだに新作が出るなど、愛されてやまない「エア・ジョーダン」。

いまだに新作が出るなど、愛されてやまない「エア・ジョーダン」。

マイケル・ジョーダンのスポンサーであったNIKEが、このNBAきってのスター選手とのコラボレーションによって1984年に発売した件のバスケットシューズは、瞬く間に爆発的人気商品となり、アメリカのみならず、日本でも売り切れが続出。
コレクターの間で何万、何十万円という値段で取引されたほどでした。

まとめ

「エア・ジョーダン」の大ヒットには、マイケル・ジョーダン本人の人気や、ストリートファッションの流行など、様々な因子がかみ合った結果と言えます。
そして、やはりそこには、商品の付加価値を見出し共有する、今の消費社会に通ずる、若い世代を中心とした、消費者側のエネルギーがあったのではないでしょうか。

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