お隣韓国の習慣
我々にとって最も身近な異国といえば、お隣韓国ですよね。
韓国は同じアジア圏で習慣も似通ったものだと思われがちですが、実は結構日本とは違うんです!
それは靴を脱いだ時の習慣にもあります。
上の画像、パッと見ただけでは「どこが違うの?」と思うかもしれません。
しかし、右側の靴を見てください。
向きが逆だと思いませんか?
日本だと靴を脱いだ時は、招き入れた家主がつま先を家の外側に向けて揃えますよね。
しかし、韓国では靴は家の内側に向けて揃えます。
これは、韓国ではつま先を家の外に向けると「早く帰れ」と思われてしまうからです。
なので、韓国人を家に招いた際に、脱いだ靴の向きを外に変えてしまうと大変失礼なことになりますで、ご注意下さい。
欧米諸国ではあまり揃えない
欧米諸国でもそもそも靴を脱ぐという習慣が少ないと言われています。
しかし、北欧では家の中では靴を脱ぐという習慣が日本と同じように存在しています。
また、欧米諸国で靴を脱ぐシーンというのは本当にリラックスする場合がほとんど。
それ故に、欧米諸国ではあまり靴を揃えて端に寄せるという習慣がありません。
もちろん、しっかりとした場面で靴を脱ぐ必要があるシーンではキチンと揃えますが、普段の生活では自室のベッドの横に脱いでおくと言った感じで、あまり揃えておくという意識はないようです。
靴を脱ぐ習慣のある北欧でもあまり揃えておいておくことはありませんが、雨や雪が多く濡れることが多いので、靴自体を乾かすためのスペースにおいておくことが多いです。
日本のマナーのおさらい
海外では日本とは違うマナーで、靴を揃える必要があったり、そもそも靴を脱ぐ習慣がなくそのままでいいということもありました。
しかし、我々日本人のマナーについても意外と詳しく知らないことがあるのではないでしょうか?
そこで、日本でのマナーについておさらいしましょう。
家に招き入れられたとき靴を脱ぎますが、その際後ろ向きで脱ぐという方もいるかもしれませんが、実はこれマナー違反です。
家人に対してお尻を向けるというのは大変失礼なことですので、証明を向いて靴を脱ぎましょう。
脱いでから、家人にお尻を向けないように斜めに屈んで、靴のつま先を外に向けます。
帰るときに関しては、お尻を向けてしまうのは特に問題ありません。
スリッパなどを履いていた場合は、靴を履いた後にそれを家の内側に向くように揃えましょう。
日本のマナーが絶対的ではない
日本人だから日本のマナーを守っていれば良いと思いがちですが、今や国際社会で国外の方との交流も多いです。
先ほどの韓国のように日本のマナーでは非常識になってしまう場合もあり、日本では正しいマナーも海外では非常識な行為となることを理解することが大切です。
また、こちらがもてなす立場であっても、日本のマナーを知らない国外の方がマナー違反をしてしまったからといって目くじらを立ててしまってはいけません。
先ほどの欧米のように習慣の違いからそのマナー自体が存在しないこともありますので、失礼にならないよう優しく説明してあげることで、相手に対しての敬意を保ちつつこちらの文化を知ってもらえることでしょう。