靴の製法には種類がある!
靴といえば革靴ですよね。
しかし、革靴の製法の違いと言われても実際のところよくわからない方も多いことでしょう。
実際見ても違いがわかりづらい部分が多いです。
しかし、革靴の製法には主に2つの種類が存在しています。
それが「グッドイヤーウェルト製法」と「マッケイ製法」です。
革靴は基本的にこの2つの製法で作られています。
それぞれきちんと違いが存在していますので、今回はその違いについてご紹介!
グッドイヤーウェルト製法
まずご紹介するのは「グッドイヤーウェルト製法」!
グッドイヤーウェルト製法は、甲革や裏革など、甲の部品を縫い合わせて出来上がった「アッパー」と「底」を水合わせる方法が最大の特徴です。
中底につけられた 「リブ」と「アッパー」をすくい縫いし、「中物」と「シャンク(靴の背骨となる芯材)」を詰めて、「表底」と「細革」を出し縫いしていく製法になります。
そうやって作られたグッドイヤーウェルト製法の靴は、ソールのフチ(コバ)の張り出しが多く、無骨なイメージがあります。
耐久性が高くとても堅牢な作りで、コルクが内蔵されておりそれが長い時間をかけて使用者の足にフィットするようになります。
マッケイ製法
お次に紹介するのは「マッケイ製法」!
マッケイ製法は、甲革とソールをマッケイミシンで直接縫い付ける製法でグッドイヤーウェルト製法に比べて構造が単純であり、軽量且つ柔らかな仕上がりになります。
また、グッドイヤーウェルト製法のようにコバが張り出すことは少なく、とてもスマートでエレガントな印象を与えます。
比較的安価で製作でき、靴底が浅くて反りが良い物が多いですが、反面底薄いのでクッション性が比較的悪く、長時間歩行では疲れやすいと言われています。
それぞれの使用シーンのイメージ!
それぞれの製法の特徴がわかりました。
そこで、どちらの製法がどのシーンに合うか考えてみましょう!
堅牢な作りで無骨なイメージのあるグッドイヤーウェルト製法の靴は、ビジネスマンなど靴を長時間履くような人にオススメです。
また、普段の街歩きの際にもピッタリの製法ですね!
エレガントな印象を与えるマッケイ製法の靴は、どちらかと言えばよりフォーマルな場面に合います。
デザイン性に長けた物が多く、パーティーなどで活躍する製法と言えるでしょう!