コールハーンとは
コールハーン(Cole Haan)はシカゴの衣料品や革製品のメーカーです。
名前の由来は創業者のトラフトン・コールとエディ・ハーンから来ています。
今ではウェアも数多く展開していますが、創業時は高級紳士靴のメーカーでした。
「靴は、ファッションのアクセサリー」というのが創業以来のモットー。
実用品ではなく、最初からファッションの一部として靴を定義づけていたのはさすがです。
その靴作りを支えるのが「マッケイ製法」
コールハーンの靴には特徴があります。
まず、マッケイ製法。これは靴底のコルクを薄くする製法で、インソールの内側から縫ってある靴があればこの製法で作られています。マッケイステッチという太いステッチでインソールとアウトソールをざくざくと縫っていきます。ですから、ソールが薄く反り返るようなしなやかさがあるのが特徴です。
コールハーンの代表作はローファーですが、このような製法なのでスタイリッシュでエレガントな靴に仕上がっているのです。
マッケイ製法だけじゃない
実はコールハーンは、一時ナイキの子会社になり、ナイキのテクノロジーと合体した高級靴を展開していたこともあります。
今は英国企業の元にありますが、そのときに培われた素晴らしい靴づくりは今も健在です。
ナイキには「月面を歩く宇宙飛行士に発想を得て開発した」と言われている新素材「ルナロン」があります。
その新素材「ルナロン」はコールハーンの革靴にも使用されています。
それが「ルナグランド」というモデル!
マッケイ製法は一般的に「柔らかい履き心地と引き換えに足が疲れやすい」と言われていますが、コールハーンではこの新素材によって柔らかい履き心地と疲れにくさを両立しているのです!
なので、「ルナグランド」は「走る革靴」とも呼ばれています。
伝統的な製法と最新の素材を合わせたハイブリッド
このように、コールハーンの靴はマッケイ製法という伝統的な靴の製法だけでなく、最新技術によって生まれた素晴らしい素材を合わせることで、今までにない履き心地を提供しています。
この良き伝統と新しい技術の融合が、コールハーンの素晴らしい靴を作る礎となっているんですね。