パドローネというブランドの成り立ちについて説明すると、東京にあるミウラというシューズ工場が手がけるブランドとなります。パドローネの意味は、イタリア語で雇い主という意味であり、職人気質をひしひしと感じさせるアイテムが多いのが特徴です。常に一貫したスタンスを貫き、ブレの少ないデザインを採用しているのです。

また、その中には日本人の魂も随所に見られます。頑固な職人と言うと、どこか気難しい感じがしますが、柔軟に最新のトレンドも取り入れて誰でも履きやすいシューズ作りをしているのです。また、クオリティの高さは一級品で、常に最高の品質を確保したシューズを作り続けています。

そんなパドローネのブーツには、どんな特徴が感じられるのでしょうか？

パドローネの殆どのブーツが、マッケイ製法を採用しているのが特徴です。マッケイ製法とは、イタリアの伝統的製法であり、アッパーとインソール、アウトソールを一度に縫い付けて作り上げます。高級靴を作る上では、グッドイヤー・ウェルテッド製法と並んでよく活用される製法になります。

マッケイ製法の特徴として、反りが綺麗に見せることが挙げられます。このブーツのように、アッパーが反り上がるようなデザインを実現でき、履いた時のフォルムが綺麗に見えるのが良いですね。

また、製法上柔らかい材質に向いた製法ですので、ブーツにもしなやかさを感じさせるのです。ブーツというと、どこか無骨でごつい印象がありますが、パドローネの場合は優しさが感じられます。

マッケイ製法の弱点として、水が染み込みやすいという点がありますが、パドローネの場合は糸にこだわっていてその弱点をカバーしています。履き心地もとにかく良く、頑丈な逸品なのが特徴です。

パドローネのブーツは、見た目の美しさだけでなく履いた時のフォルムの綺麗さがあります。どんなにかっこいいブーツでも、実際に履くのは難しい・・・そんなことは皆無なのです！比較的薄めの革で製造されているだけに、足に柔軟にフィットしてきれいなラインを出すことができるのが特徴です。

また、適度にシワ加工を施すことにより、全身コーディネート上でも良いアクセントを付けることができます。どんなボトムスにもすんなり適合できる、使い回しの効くブーツが多いのもうれしいですね。

このコーディネートのように、派手なパンツとも見事にマッチする幅の広さが、パドローネらしいですね。その中で、足を綺麗に見せる効果を発揮したりとパンツに負けない個性を感じます。ブーツとは思えない、スタイリッシュさも見て取れますね。

個性がありつつも、いい意味で裏方に徹するような控えめな一面も見て取れます。このバランスの良さが、日本人を知り尽くしているパドローネの優れたところなのです。

パドローネのブーツは、日本人が履きやすいシューズ作りを心がけているのです。その最たる例として、サイドジップの採用にあります。サイドジップは、手軽に脱着しやすいというのが最大の特徴ですよね。ただ、デザイン的には少しダサさがでてしまうのが難点となります。

そのウィークポイントを、パドローネでは上手く隠して目立たなくしているのが特徴です。このブーツを見ても、サイドジップであることはぱっと見ただけではわからないですよね！履きやすさとスタイリッシュさを上手く兼ね備えている印象を受けます。

パドローネでは、バックジップモデルも存在しています。ジップはちょうどパンツと合わせれば隠すことができますし、逆にブーツインしやすいですよね。コーディネートの自由度が高く、様々なスタイルに適合させやすいのです。

スコッチガード皮革保護剤加工により、撥水効果も高く履きやすさが抜群です！こんなに総合力の高いブーツは早々ありませんよね。

いかがでしたでしょうか？パドローネのブーツは、総じて履きやすくオシャレなのが特徴です。それは、職人気質の中にも今のトレンドを取り入れようという点があるのです。研ぎ澄まされたセンスとは、正しくこのブランドの事を言うのでしょう！

国産に拘って、高品質なブーツを提供するパドローネは、今後も注目しておくべきブランドですね！