1986年にスタートしたイタリア発のラグジュアリーシューズブランド”Hogan（ホーガン）”。イタリアの有名グループTod's社が1986年に設立したブランドで、柔らかなシルエットと上質な素材で女性の装いに独創性をもたらしてくれる。設立のきっかけは、イタリアの大実業家で、設立者のディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏が、ニューヨークのビジネスウーマンが通勤の時に履ける、スーツにマッチする、スタイリッシュでゴージャスなスニーカーを作れないかと思いついたこと。オフィスではハイヒールに履き替えるけれども、通勤ではスニーカーの方が快適だ。1988年に公開された、アメリカのロマンティック・コメディ映画『ワーキング・ガール』も参考になっているとか。

デザイナーを立てず、チームで製作を続けており、2010年には故・カール・ラガーフェルトや、ケイティ・グランドなど、ファッション界の重鎮とのコラボレーションでも話題を集めた。今回は、そんな同ブランドが日本唯一のショップとして2023年8月にオープンした「ホーガン伊勢丹新宿店」についてご紹介する。

ショップは、本館2階婦人靴売り場にある。エスカレーターを上がって左手、化粧品売り場の方へ進み、突き当たりの右手にあるラグジュアリーシューズゾーンだ。モダンかつ高級感ある設えで、スポーツにインスパイアされたコードと、都会的なシックさの調和がとれたシューズが並んでいる。

アイコン的なモデルのシグネチャーとして「H」のロゴがシューズのサイドに入っているのが特徴で、スエードなど上質な素材を組み合わせることでスポーティながらラグジュアリーな雰囲気を保っている。他国ではメンズの展開もあるが、日本では現時点ウィメンズのみとのこと。こちらは「H-ストライプ スニーカー」。柔らかな羊革製で、持つと驚くほど軽量。靴底にウェイビーなトレッドを施されており、スポーティかつラグジュアリーな一足となっている。

店頭には、2023年秋冬コレクションが中心に並んでいる。こちらはカーフ革の「ハイパーアクティブ スニーカー」。現代的なインスピレーションと伝統的なディテールをダイナミックに融合させたラグジュアリースニーカーで、超軽量のチャンキーアウトソールは流れるようなラインを描き、アッパーのシルエットと見事に調和している。

ブランドのアイコニックな特徴を、現代的かつ普遍的な美学で再構築する今期のコレクションは、アイコニックな「H」モチーフ、幾何学的で無駄のないカッティング、都会的なデザインやサルトリアルのテイストが盛り込まれている。「ホーガン レーベル スリッポン」は、ヒールにグルーブを施した超軽量アウトソールが特徴的で、柔らかなナッパレザーのアッパーのフロントにマキシ H アクセサリーをあしらった、滑らかでエッセンシャルな一足。メモリー フォーム インソールが搭載されており、クッション性の良いフィット感を感じることができる、クールでオールラウンドなスタイルだ。

スニーカーの他にもサンドレザーやナッパレザーのローファーやチェルシーブーツ、ロングブーツもラインナップしている。

ニュートラルなレザーの色調から、オールブラックやオールホワイトのモダンで洗練されたモノクロームまで、あらゆるシーンに心地良く、毎日気軽に履けるエッセンシャルなシューズが揃う「ホーガン伊勢丹新宿店」。ビジネスウーマンのみならず、ネイビーファッションのお母様の足元にもぴったりだ。ぜひ一度、手に取って見て頂きたい。

Hogan 伊勢丹 新宿店
住所：〒160-0022 東京都新宿区新宿３丁目１４−１本館2階 婦人靴売り場
電話：03-3352-1111（代表電話）
営業時間：月曜 – 日曜日: 10時00分～20時00分