1953年、エトオール・ポリーニがアドリア海の高級リゾート地、サンマウロパスコリで創業したイタリアのシューズブランド"ポリーニ(Pollini)"。製造していた婦人靴はクラフトマンシップが強く、足に優しい高品質な靴。それがイタリアの女性に徐々に支持されていく。その後は創業者の息子、ヴィットリオ・ポリーニとアルベルト・ポリーニが事業を受け継ぎ、1953年、ポリーニ社を設立。60年代には事業を拡大し、ブティックをイタリアの主要都市に展開。他の欧州諸国、北米へと広げていく。

2001年、アルベルタ フェレッティ、モスキーノ、ナルシソ ロドリゲス(ナルシソは後にグループから離れる)などを擁するアエッフェのグループに加わる。2004A/Wシーズンより、トルコ出身のデザイナー、リファット・オズベック(Rifat Ozbek)がクリエイティブ・ディレクターに就任し、ウェア、アクセサリー、ライセンス管理までトータルで手がけることとなった。ファーストシーズンは、チベットにインスピレーションを受けたエスニックかつエレガントなコレクションを発表。

2005A/Wにはフィリップ・トレーシーとコラボレーションを行い、2007年、ディースクエアードと靴における製造ライセンスを締結。2008年、シューズ、バッグなどを手がけるアクセサリー・ディレクターにニコラス カークウッドが就任した。2010年には、ニコラス カークウッドがポリーニのクリエイティブ・ディレクターに就任している。

高級靴として知られているイタリアのシューズブランド"ポリーニ"。135以上もの工程を経て、ほとんどの工程が手動で行われている。同ブランドのシューズはクラフトマンシップに溢れ、足に優しいクオリティの高さが現在も多くの女性たちに支持されている。イタリアらしい、地中海の光を思わせる明るいカラーリングに優しい履き心地、洗練されたフォルムが人気の秘訣である。日本では取扱いのある通販サイトなどで1～3万円の価格帯で購入可能だ。